重賞レース直前情報 |
1月21日(日)に佐賀競馬場にて、第65回花吹雪賞(3歳牝馬・1800メートル・18時15分発走予定)が行われます。過去10年で高知からの遠征馬が2勝している重賞で、今年は高知からグラインドアウトとピクシースカイの2頭が参戦。対する地元佐賀勢はひと押しに欠ける感があるメンバー構成となりました。地元馬にとっては、輸送なしで臨める点が最大のアドバンテージ。9頭立てでも手広く構えるほうがいいかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は4勝、2着1回。2番人気は2着3回、3着1回。22年は3着が6番人気、19年は1→7→6番人気の順だったが、3着内馬15頭のうち12頭が4番人気以内だった。勝ち馬はすべて前走でも勝利。2走前までに3から5着があった馬が1頭だけ連対しているのが面白い。3着内馬15頭のうち12頭は前走が1750メートル以上(例外の3頭は昨年の勝ち馬と22年の1、3着馬)。高知所属馬は過去5年で3頭が出走し、22年のアンティキティラが勝ったが、そのほかの2頭は4着以下に敗れている。
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出走馬短評
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ケンタッキーグレイ 北海道の一般戦を勝ち、JRA認定のオープンで最低人気ながら2着に入線。佐賀では3戦とも善戦止まりだが、距離延長は相対的に有利だろう。
ダバイカンティーク 北海道で2、3着各2回と善戦して、佐賀4戦目の前走で通算の初勝利。時計的に微妙だが、好位から流れ込む可能性は考えられる。
グラインドアウト 高知からの遠征馬。1300メートルで2勝したが、1400メートル以上では2戦とも大敗した点が微妙なところ。ただ、赤岡修次騎手の継続騎乗は不気味に映る。
ピクシースカイ 高知からの遠征馬。通算1勝でも9戦して3着以内が7回と大崩れが少ない成績。距離延長でも折り合いひとつで善戦以上が狙えそうだ。
ロトプレシャス 11月の新馬戦を逃げ切って、続く2戦目は後方から差し脚を長く使って圧勝。前走の佐賀若駒賞は届かなかったが、今回の組み合わせなら首位争いが狙える。
フークファンタジー 初勝利は7馬身差、JRA認定戦は5馬身差で勝利と、好走と大敗の差が大きいタイプ。今回もスタートが決まるようなら勝機が考えられそうだ。
ビーアライブ 過去の2勝はともに圧勝だったが、重賞ではネクストスター佐賀が11着、フォーマルハウト賞が6着といまひとつ。タイプ的に距離延長も少々厳しい感がある。
シーブレ 北海道のJRA認定新馬戦は大敗したが、2戦目から佐賀所属で連勝。しかし4戦目以降は差のある敗戦が続いている状況では、今回も苦戦必至だろう。
そのほか、ウェンティが出走する。
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レースの狙い
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混戦の組み合わせなら、差し脚を長く使えるロトプレシャスが狙えそう。ピクシースカイはここでも相手なりに動けそうで、引き続き善戦以上が期待できる。フークファンタジーはスタートがカギだが先手が取れれば押し切りが視野に入りそう。グラインドアウトは距離延長が微妙だが、折り合いひとつで善戦以上が可能だろう。ダバイカンティークは差し脚がいきるかたちになれば食い込みも。
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