重賞レース直前情報 |
1月3日(水)に園田競馬場にて、第66回新春賞(4歳以上・1870メートル・15時50分発走予定)が行われます。このレースを5勝したエイシンニシパが不在だった23年は、負担重量がもっとも少なかったアキュートガールが勝利。連覇を狙って今年も出走してきましたが、今年の相手は強力。園田金盃で惜敗したツムタイザンのトップハンデをどう考えるのかなど、予想する要素がたくさんある一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気の4勝は、すべてエイシンニシパによるもの。昨年は3→5→2番人気の順だった。3着内馬の内訳は1から4番人気が2頭、5から8番人気が1頭という点が共通している。23年はハンデ52kgの牝馬が1着と3着に入ったが、それ以外の3着内馬は牡馬またはセン馬。ただ、3着内馬15頭のうち6頭がハンデ54kg以下と、軽量の馬が上位に食い込むケースが多いことは注意しておきたい。
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出走馬短評
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ベストオブラック JRAでは大敗が続いたが、兵庫移籍初戦から8連勝を達成し、クラスが上がっても善戦続き。展開次第のタイプだけに、ここでも要注意の存在といえる。
トリプルスリル JRA未勝利から園田で2勝して、JRAに戻って1勝を追加。3走前から兵庫所属で2勝、3着1回という成績なら、ここでも通用する可能性は十分にある。
アキュートガール 23年はハンデ52kgで先行押し切りを決めたが、春以降の成績がいまひとつ。ただ、休み明けで転厩初戦だった園田金盃での4着は不気味に映る。
リバプールタウン JRA未勝利から園田で3勝を挙げて、JRAのダート2000メートルで2勝。兵庫再転入後は善戦止まりでも、相手なりに動ける可能性はありそうだ。
ツムタイザン 通算20戦のうち4着以内が19回の安定感は断然で、現在も5戦連続で連対中。園田金盃がアタマ差2着だっただけに、改めて注目できる存在といえる。
エイシンビッグボス 姫山菊花賞で2着に入ったが、その後は2戦とも善戦止まり。タイプ的には短距離のほうが合いそうで、この条件では少々厳しいかもしれない。
ナムラタタ JRAのダート2100メートルで勝利を挙げ、兵庫移籍後はすべて5着以内。重賞では3回とも4着または5着だが、うまく流れに乗れれば善戦以上が可能だろう。
フーズサイド 昨夏の摂津盃で3着に入ったが、今年は休養明けから大敗続きで、4走前から復調した様子。前走は大敗したが、この条件なら穴で一考できる余地がある。
アラジンバローズ JRAのダート中距離で4勝し、オープン特別でも善戦。兵庫移籍初戦は佐賀遠征で勝ち、続く東海菊花賞は2着、前走の園田を勝利と地力を見せている。
そのほか、エイシンダンシャク、シェナキングが出走する。
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レースの狙い
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アラジンバローズは実績上位で、今回の組み合わせならトップハンデを気にする必要はなさそう。ツムタイザンは過去の成績的に今回も崩れることはないだろう。この2頭の一騎打ちが濃厚で、差し脚があるトリプルスリル、ベストオブラックが割って入る候補。善戦傾向があるナムラタタ、まくり脚があるフーズサイドを3連勝式の穴として挙げておきたい。
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