重賞レース直前情報 |
2月11日(祝・日)に高知競馬場にて、第11回だるま夕日賞(4歳以上・1600メートル・18時15分発走予定)が行われます。黒船賞JpnIIIの選考競走第3弾で、優先出走権獲得のラストチャンスとなります。第2弾の黒潮スプリンターズカップは全国交流でしたが、高知がワンツーとレベルの高さを見せつけました。ここには同レースから4頭が参戦。また今年初出走となる馬も2頭おり、スピードだけでは乗り切れない1600メートルという距離も予想を難しくしています。
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過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。単勝1番人気は2勝、2着2回、3着1回。過去3年では、1番人気はいずれも連対しているが、5番人気以下が3着以内に5頭も入っておりやや波乱傾向だ。過去4回の3着内馬12頭中10頭がすでにその年の黒船賞選考競走に出走歴があり、4着以内ならチャンスがある。20年は黒潮スプリンターズカップ、大高坂賞の1着馬がともに馬券絡みした。前走が前年大晦日の高知県知事賞だった馬は過去に3頭おり、19年にはミサイルマンが勝利しているが、大高坂賞・出走取消明けからの参戦だった。
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出走馬短評
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ダノンジャスティス 21年春の転入後は、他地区の短距離重賞への遠征も多く、園田で2勝、2着1回、3着2回の好成績。前走はこの距離で勝っているが、やや適性外で主戦騎手が乗れないのも微妙だ。
ヒカリオーソ 昨夏から高知の重賞へ出走するようになって5着が最高。ただ当地1600メートルは【5-3-1-1】と得意で黒潮スプリンターズカップから巻き返しがあるかもしれない。
ロードブレス 20年のダート転向後、6戦5勝で日本テレビ盃JpnIIを制すとその後も重賞で活躍。昨秋からの高知では2連勝し、中1週で臨んだ高知県知事賞は5着だったが、間隔を空けて調整された今回は見直せる。
デステージョ 昨年の高知三冠はユメノホノオの2、3、2着に健闘。1600メートルは4戦すべて3着以内と得意で距離延長は良さそうだが、古馬一線級とはやや力差がある印象だ。
グッドヒューマー 高知で23戦15勝、2着4回、3着2回と快進撃を続けていたが、前回の黒潮スプリンターズカップは出走取消。ただ出走してきたのなら、大高坂賞からの重賞連勝が期待できる。
デシジョン 昨秋からの高知では10戦6勝で馬券圏外は4着1回だけ。一気の相手強化ですんなり好位づけできるかがカギだ。
モダスオペランディ 大高坂賞1着から臨んだ昨年は先に抜け出したガルボマンボからクビ差の2着。前走の黒潮スプリンターズカップは勝ち馬が強すぎたが、1600メートルでは詰めの甘さが出ている。
ガルボマンボ 昨年のこのレースで古馬重賞2勝目を挙げると、黒船賞JpnIIIでは地元馬最先着。年明けに1走していた昨年と状況は違うが、連覇の可能性はある。
そのほか、ロイズピーク、アイファーキングズ、ナムラゴロフキンが出走する。
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レースの狙い
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ロードブレスの高知県知事賞での敗因はローテーションか距離か不明だが、今回はどちらの条件も好転する。所属の打越勇児厩舎は今年の黒船賞選考競走3連勝を目指す。もちろんガルボマンボの連覇も十分。大高坂賞の勝ち馬グッドヒューマーも互角以上。昨年2着のモダスオペランディ、前走を勝利し軌道修正したデステージョも相手候補に押さえておきたい。
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