2月22日(木)に笠松競馬場にて、第29回白銀争覇(4歳以上・1400メートル・15時55分発走予定)が行われます。今年は兵庫から4頭が遠征。その4頭とも前走と同じ騎手で臨むという点が陣営の本気度を表しているといえるかもしれません。対する東海地区所属馬は、名古屋が3頭で笠松が5頭。上位拮抗の顔ぶれといえるだけに、フルゲートという点を含めてかなりの激戦となることが必至でしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(23年までは1月上旬に実施)。単勝1番人気は3勝しているが、2着と3着はなし。19年は1→3→2番人気の順だったが、それ以降の4年は3から5番人気馬が1頭以上連対している(最近4年は2番人気の連対はなし)。22年を除き、東海地区以外からの遠征馬が1頭だけ連対している。3走前までに笠松または金沢の重賞に出走していた馬が1から2頭連対。7歳以上の馬が1から2頭連対している。
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出走馬短評
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マラードザレコード JRAのダート短距離で3勝を挙げ、準オープンでも善戦多数。移籍初戦の前走は好位から差し切る快勝で、重賞の今回も引き続きマークが必要だ。
テーオーターナー 兵庫からの遠征馬。JRAでは未勝利でも兵庫では11戦して連対率が100%。前走は名古屋のゴールド争覇で4着だったが、改めて注目できる存在だ。
メテオスウォーム JRAでは善戦止まりだったが、兵庫で3勝、高知で9勝。昨春の笠松移籍後は未勝利だが、善戦傾向があるだけに穴で一考できる余地はある。
ブンブンマル ここまで重賞5勝の実績で、前走の梅見月杯は4着でも2着馬とは僅差。初の笠松コースでも好位差しが届く可能性があるだろう。
レイジーウォリアー 3歳時に重賞を勝ち、昨夏は笠松で牝馬限定の重賞を勝利。笠松グランプリは大敗したが、今回の組み合わせなら先行粘り込みが期待できる。
サンロアノーク 兵庫からの遠征馬で23年の覇者。2走前は兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIで8着でも時計的には上々で、今年も好位からの差し切りが狙えそうだ。
スペシャルトーク JRA時は2歳秋の勝利以降が大敗多数の成績だったが、佐賀に移って3勝、笠松で5戦3勝、2着2回と好成績。ただ今回は展開的に厳しいかもしれない。
ウインドケーヴ 兵庫からの遠征馬。ここまで22戦して2着以内が19回の成績で、現在は12戦連続で連対中。同型の存在は課題だが、競らずに行ければ残り目が狙える。
ゴールドレッグス JRA未勝利から名古屋と大井で計6勝し、JRAに戻って盛岡の交流戦で1勝。最近も大崩れが少ない成績で、今回も立ち回りひとつで上位争いが可能だろう。
ポートロイヤル JRA時に条件交流戦を含めてダート1800メートルで3勝し、障害で1勝。笠松初戦の前走は初の1400メートルでも先行押し切りで快勝したが、今回の相手は強力だ。
バーニングペスカ 兵庫からの遠征馬。JRAの短距離で3勝し、昨春から兵庫に移って3勝を追加。前走は位置取りひと息で届かなかったが、改めて注目できる存在といえる。
ソーラーフレア JRAの芝で3勝し、23年は金沢で6勝をマーク。笠松に移っての前走は3着だったが、叩き前進の可能性は十分にある。
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レースの狙い
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かなりの混戦で大半の馬に勝つチャンスがありそう。ただ、ハイペースになる可能性が高いとみて、まくり脚があるゴールドレッグスが展開的に有利とみる。バーニングペスカは前走が度外視可能で改めて差し脚発揮に期待。前走を好時計で快勝したマラードザレコードにも期待ができる。ブンブンマルは好位差しの形が取れれば上位争いに加わりそう。テーオーターナーは休み明けでも立ち回りひとつで差し脚が届く可能性がある。昨年の覇者であるサンロアノークにも要マーク。
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