2月8日(木)に笠松競馬場にて、第48回ゴールドジュニア(3歳・1600メートル・15時50分発走予定)が行われます。兵庫からの遠征馬が3頭、名古屋所属はネクストスター名古屋の2着馬で、笠松所属馬にとっては強力な顔ぶれ。それでも地元の5頭のうち4頭が前走で勝利を挙げ、もう1頭は2着という成績ならチャンスありといえそう。上位拮抗で絞りにくい一戦といえるかもしれません。
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過去の傾向
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実施されなかった2021年を除く過去5回の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、2着1回。2番人気は1勝、2着1回と低調。18年は2→1→3番人気の順だったが、それ以後の4回は6番人気以下の馬が3着以内に1から2頭入っている。連対馬10頭のうち9頭が、前走が3着以内またはダートグレードで、例外の1頭はダートグレード出走歴があった。2から3走前が重賞以外のJRA認定戦だった馬が1から2頭連対している。兵庫所属馬が1頭だけ連対しているのも特徴的。連対馬10頭のうち9頭は牡馬となっている。
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出走馬短評
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アコー ここまで9戦して、ラブミーチャン記念とライデンリーダー記念以外は3着以内。その成績では、今回も遠征馬がいる点が気にかかる。
ゴールデンロンドン 兵庫からの遠征馬。3戦目にJRA認定戦を逃げ切って、前走は園田ジュニアカップで4着に善戦。今回も立ち回りひとつで上位争いが可能だろう。
インテンシーヴォ 兵庫からの遠征馬。北海道でJRA認定戦を勝ち、兵庫では移籍2戦目の前走で特別戦を勝利。コース替わりと距離短縮は微妙だが、地力的に無視できない。
ナモロカ 北海道では8戦とも大敗したが、笠松では6戦3勝で3着以内が5回。ただ、ライデンリーダー記念での大敗を見ると、ここでは少々厳しい感が否めない。
トンビ デビューから4戦連続で2着に入り、その後もいまひとつの成績だったが、昨年末の前走で一変の逃げ切り。今回も先手が取れるようなら残り目が考えられそうだ。
ホクザンバーリイ 兵庫からの遠征馬。3戦目に初勝利を挙げ、その後も善戦が続く成績なら今回も相手なりに動けそう。決め手不足の感はあるが、連下の候補で一考できる。
ミトノウォリアー 通算7戦6連対で、兵庫ジュニアグランプリJpnIIで5着に食い込んだ実績は断然。前走は逃げ切りだったが、差し脚も使えるタイプだ。
エルバ 北海道では5戦とも差のある敗戦を喫したが、笠松移籍後は3戦とも連対。しかし格付け的には劣勢で、小柄という点も含めて厳しい感が否めない。
クリスタライズ 23年4月に世代最初の新馬戦を勝ち、その後は苦戦が続いたものの、笠松3戦目の5走前以降は好成績。前走で古馬を相手に勝利した実績的にも期待ができる。
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レースの狙い
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ミトノウォリアーは前走が名古屋デビュー馬限定戦とはいえ、余裕十分の逃げ切り。力量的にも上位とみるのが妥当だろう。インテンシーヴォは北海道で2勝を挙げた実績を含めて注目可能。園田ジュニアカップで4着に入ったゴールデンロンドンも押さえたい。ホクザンバーリイはひと押しに欠けるが渡邊竜也騎手を起用した点は不気味。先行力があるクリスタライズも善戦以上が期待できる。
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