2月12日(振・月)に佐賀競馬場で、第51回佐賀記念JpnIII(4歳以上・2000メートル・18時15分発走予定)が行われます。JRAからはグランブリッジ、メイショウフンジン、キリンジ、ノットゥルノ、ケイアイパープルが出走。地方他地区からはマンダリンヒーロー(大井)ら3頭が遠征し、地元佐賀勢はヒストリーメイカーら4頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年で3着以内に入った15頭はすべてJRA馬。基本的に上位人気馬で決まりやすく、大きな波乱は見込みづらい。1番人気が1勝、2着1回、3着3回と3着内率100%である点も特徴だ。ただ、連対を外しているケースの方が多いともいえる。信頼はできるものの、馬券の組み立ては工夫が必要となるだろう。中京ダート1800メートルで強い相手と戦っている馬が強い。メンバー次第では東京大賞典GIの好走馬が中心になることもある。ちなみに2023年6番人気2着のデルマルーヴルは2走前の師走ステークスで勝ち馬とコンマ4秒差の4着と善戦。19年に名古屋グランプリJpnIIを制したことがある実績馬ながら、しばらく不振が続いていたが、復調の兆しが見えていたのだ。
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JRA所属馬短評
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グランブリッジは1700メートル以上のレースはすべて3着以内という成績。前走名古屋グランプリJpnIIは1番人気で2着とやや人気を裏切った形にはなったが、牡馬混合のダートグレードが初めてだった。その点は評価してもいいだろう。
メイショウフンジンは3走前の白山大賞典JpnIIIでウィルソンテソーロと半馬身差の2着と好走した。近2走は浦和記念JpnII・5着、名古屋グランプリJpnII・5着と物足りないが、軽視はできない。
キリンジはシリウスステークスGIIIで12着と惨敗したが、前走東海ステークスGIIは後方から最後の直線に入り、一瞬いい脚を使って伸びかけた。実際、上がり3ハロンはメンバー中2位タイだった。地方の馬場の方が合っていそうなので、今回は好勝負が期待できるかもしれない。
ノットゥルノは実績上位で負担重量は59キロ。ただ、大井とそれ以外の競馬場ではパフォーマンスに差があるタイプ。初めてとなる佐賀で果たしてどんな走りを見せてくれるか。アッサリ勝っても不思議ではないが、今回は様子を見たい感じもする。
ケイアイパープルは22年の佐賀記念JpnIIIを5馬身差で圧勝。昨年3月の名古屋大賞典JpnIII・2着以降は好走がなく、年齢的にも厳しくなってきているかもしれないが見限れない。
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地方所属馬短評
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マンダリンヒーロー(大井)は昨年10月のダービーグランプリ2着以来の復帰戦。同世代のミックファイアやヒーローコールが年長馬相手のダートグレードでまだ苦戦しそうなので、本馬にとっても心配なところ。JpnIIIでも決して楽観はできない。
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予想のポイント
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中心はグランブリッジ。今年のJBC競走は佐賀競馬場で行われるので、好走することに大きな意味を持つ一戦になる。キリンジは近2走の年長馬との戦いが糧になっている様相。今回は期待してみたいところ。JRA勢は全馬が有力だろう。
佐賀記念(Jpn3)オープンの出走表はこちら
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