重賞レース直前情報
■2024年02月07日
第70回クイーン賞JpnIII(船橋)

2月7日(水)に船橋競馬場で、第70回クイーン賞JpnIII(4歳以上牝馬・1800メートル・20時05分発走予定)が行われます。JRAからはアーテルアストレア、ゴールデンハインド、テリオスベル、ライオットガールが出走。地方他地区からはエイシンレミー(笠松)が遠征。地元南関東勢はキャリックアリード(大井)ら5頭が迎え撃ちます。牝馬10頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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ダート競走の体系整備の一環として、古馬牝馬路線にも大きな変更があった。エンプレス杯(JpnII・川崎2100メートル)が、格付こそ変わらないが上半期最大目標の一戦と位置付けられ、グレード別定から定量へ、そして施行時期が3月上旬から5月上旬に変更となった。それに伴い、12月上旬に行われていたクイーン賞JpnIIIは今回から年明けに移動。条件は3歳以上から4歳以上に変更されている。クイーン賞JpnIIIから約3カ月後にエンプレス杯JpnIIが行われるということで、ローテーション的には絶好のステップレースとなりそうだ。問題は引き続きハンデ戦ということ。すでに実績十分の馬にとっては、頑張って勝ちに行きづらいかもしれない。かつてはJRAの強豪馬が勝っていた時代があったが、近年は様変わりしている。19年はクレイジーアクセル(大井)、20年はサルサディオーネ(大井)、21年はダイアナブライト(川崎)と南関東馬が勝利している。JBCレディスクラシックJpnIで掲示板に入れる力があれば、中央・地方を問わず勝機があるだろう。

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JRA所属馬短評
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アーテルアストレアは昨年、レディスプレリュードJpnIIで重賞初制覇を果たし、JBCレディスクラシックJpnIは3着と好走。前走チャンピオンズカップGIも9着ながら上がり3ハロンはメンバー中2位タイと見せ場は作った。元々左回りの方が実績があるので、初の船橋も心配はなさそう。

ゴールデンハインドは初ダート。血統的(父ゴールドシップ)には芝向きなので果たしてどうか。

テリオスベルは2走前のクイーン賞JpnIIIが2着。向正面直線の途中でわずかにハナに立ち、その後はパライバトルマリンとびっしりと競り合う形となった。最後の直線はライオットガールに差されたが、力を見せたレース内容だった。

ライオットガールはレディスプレリュードJpnII・3着、JBCレディスクラシックJpnI・6着の後、前走クイーン賞JpnIIIを勝利。レパードステークスGIII以来となる重賞2勝目を飾った。現状は左回りの方が信頼できそう。前走よりもハンデは2キロ増えるが、連勝のチャンスだ。

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地方所属馬短評
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キャリックアリード(大井)はJRAからの転入馬。JRAでの成績は6戦4勝、3着2回と底を見せておらず、前走は川崎でのJRA・地方交流レース(神奈川記念)で2着だった。早め早めの競馬をしたヴィブラフォンを捕らえ切れなかったというレース内容で、決して力負けではない。牝馬限定のダートグレードであればいきなり通用するだろう。

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予想のポイント
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2カ月強前に行われたクイーン賞JpnIIIがまた行われるという不思議な状況。同レースを快勝したライオットガールにとって大きなチャンスの一戦であるとみたい。テリオスベルも引き続き有力だが、逆転の目があるとすればアーテルアストレアの方か。キャリックアリードも好勝負が期待できそう。


クイーン賞(Jpn3)(指定交流)4上牝馬オープンの出走表はこちら
 

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