2月18日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第45回チャンピオンカップ(4歳以上選抜・18時25分発走予定)が行われます。今季重賞勝ちがある4歳以上による選抜戦。少頭数で争われることが多く、今年も6頭立てながら6歳以上で重賞勝ちがある牡馬4頭はすべて出走と中身の濃いメンバー。条件馬が出走した年はハンデ差が大きく、今年も最大100キロ差ありますが、それでも歴戦の古馬が力を示すことが多い傾向です。この一戦が終わると、今季の4歳以上のオープン重賞は、3月17日のばんえい記念を残すのみとなります。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は3勝、2、3着各1回。少頭数の8頭立て以下だった過去4年では、下位人気2頭の3着以内がなく、6頭立ての今年に当てはめると馬券に絡む可能性があるのは1から4番人気。帯広記念1着馬の3着以内は19年2着オレノココロのみで近年不振。なお負担重量860キロでは昨年アオノブラックが7着。逆に800キロ未満での馬券絡みもない。
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出走馬短評
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アローリキヒメ 明け5歳馬で、11月の牝馬重賞・クインカップを勝利。ハンデ差はあるが、760キロも牡馬一線級との対戦も初では厳しい。
インビクタ ばんえい十勝オッズパーク杯を勝ったが、その後の重賞では3着まで。昨年のこのレースは雪が降るなかしぶとく2着に粘っており、今年も馬場と展開次第では侮れない。
メジロゴーリキ 正月の帯広記念が、昨年のこのレース以来の勝利。昨年より20キロ重い840キロは課題だが、今冬は例年以上に動けている。
ヘッチャラ 明け5歳馬で、8月に世代限定のはまなす賞を勝利。初の古馬重賞だが、2走前にはアオノブラックと僅差の勝負をしており、問題は初の810キロだ。
アオノブラック 岩見沢記念、北見記念と重賞2勝。昨年のこのレースはトップハンデ860キロも影響したか7着。しかし今年は830キロと条件がよくなる。
メムロボブサップ 北斗賞、旭川記念、ばんえいグランプリを制し、北見記念と帯広記念はトップハンデでも2着と力を出し切れている。トップハンデ860キロでハンデ差が大きくても底力で克服できそうだ。
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レースの狙い
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メムロボブサップは帯広記念が負けて強し。6歳以上の牡馬同士ならハンデ差は最大40キロで克服可能と見る。アオノブラックは過去の対戦成績から、メムロボブサップと30キロ差つけば互角以上にやれる。2着だった昨年と同じ820キロのインビクタも上位争い可能。ヘッチャラは馬力勝負では分が悪いが軽めの馬場なら警戒したい。
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