2月22日(木)に姫路競馬場にて、第16回兵庫ユースカップ(3歳・1400メートル・16時15分発走予定)が行われます。23年よりも賞金額が上がった一戦には、高知からの2頭を含む8頭が参戦。上位拮抗の感があるメンバー構成ですが、逃げ先行タイプが内枠に集中した点は展開を考える上でのカギとなりそう。また、吉原寛人騎手がすべての地方競馬の平地競走で重賞勝利を挙げることができるのかという点も見どころのひとつです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(21年と23年が姫路で、ほかの年は園田)。単勝1番人気は4勝、3着1回。23年は2→3→1番人気の順だったが、それ以前は5番人気以下の馬が3着以内に1から2頭入り、19、20年と22年は2着に7から9番人気馬が入った。前走が1着だった馬が1頭だけ連対。前走が重賞またはJRA認定戦だった馬が1頭だけ連対しているのも特徴的だ。他地区からの遠征馬は19年に笠松所属馬が2着に入ったのが唯一となっている。
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出走馬短評
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クラウドノイズ 園田ジュニアカップは目標にされる形で失速したが、通算5勝の実績は上位。無理なく主導権を取れるようなら押し切る可能性が出てくるだろう。
ダイジョバナイ 通算4勝を挙げているが、今回は同型の存在が大きな課題。競らずに先行できれば残り目が狙えそうだが、今回の顔ぶれでは少々厳しいかもしれない。
ワンウォリアー 高知からの遠征馬。8月までに2勝を挙げたが、その後は出走取消の影響か3戦連続で差のある敗戦。しかしその後の4戦はすべて連対と復調している。
チョコレートデイ デビュー3戦目で勝利を挙げたが時計は平凡で、その後は6戦して3着が2回という成績は劣勢。その状況で重賞では少々厳しいと言わざるをえない。
インテンシーヴォ 北海道では重賞で苦戦したが、JRA認定戦を含む2勝をマーク。前走は笠松のゴールドジュニアに遠征して僅差3着に入ったが、今回は距離短縮がカギとなる。
レーヴエスポワール 北海道で6戦未勝利から兵庫に移り、7戦したが未勝利。兵庫では2着4回、3着1回と善戦しているが、ここではスピード的に厳しいだろう。
リケアサブル 高知からの遠征馬。北海道で新馬戦を勝ち、2戦目は高知所属で勝利。その後は善戦止まりが続いているが、重賞で2着2回の実績には注目できる。
プレストマーヴェル 北海道での新馬戦が唯一の勝利だが、善戦傾向がある成績。前走の兵庫初戦は差のある敗戦を喫したが、休み明け2戦目の前進には要警戒だ。
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レースの狙い
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8頭立てでも流れは速くなりそうで、それを味方にできるリケアサブルに期待。インテンシーヴォは距離短縮が微妙でも差し脚がいきる可能性が十分にある。ワンウォリアーも力量的に互角以上で、この三つ巴が本線だ。割って入る候補として、大井の西啓太騎手を起用したプレストマーヴェルに少々警戒。
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