3月5日(火)に笠松競馬場にて、第1回ブルーリボンマイル(4歳以上牝馬・1600メートル・15時45分発走予定)が行われます。今年からグランダム・ジャパン古馬シーズンが春と秋に実施される形になったことで、新たに創設された重賞には大井2頭、北海道1頭の遠征馬を含む10頭が参戦。3月14日に名古屋競馬場でもポイント対象レースの若草賞土古記念があるという点を考えると、遠征馬は勝ちを狙ってきたと考えるべきでしょう。
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過去の傾向
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前年までに同様のレースが行われていないため、笠松1600メートルのコースと傾向について記していく。スタート地点は3コーナーの奥で、最初のカーブまでは200メートルほど。内枠の先行タイプが有利だが、外枠でもダッシュ力があれば不利が少ない感がある。向正面にある上り下りのあたりが勝負どころだが、そこでの位置が後方だと厳しいコース。内側の砂が厚くなっている場合は、さらに逃げ先行タイプが有利になる。
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出走馬短評
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ネオアマゾネス 21、22年に金沢の徽軫(ことじ)賞を連覇して、日本海スプリントを2年連続で2着と好走したが、その後の成績はいまひとつ。ただ、地力的に侮れない感はある。
グレースルビー 大井からの遠征馬。JRAのダート1800メートルで2勝して、23年の移籍後に2勝を追加。今回は距離短縮と小回りコースが課題となるが、逃げ粘りには警戒が必要だ。
コンビーノ 22年の春から成績が一変して、名古屋大賞典JpnIII以外は崩れなし。前走で敗れたセブンカラーズが不在ならば、重賞初制覇が期待できる。
ジュランビル 大井からの遠征馬。JRA時に芝短距離で3勝し、5歳時にダート1400メートルで勝利。移籍後の3着以内は、4回とも他地区の重賞となっている。
キャットリング JRA未勝利から笠松で3勝してJRAに戻り、その後は名古屋に移って8勝をマーク。最近2戦は差のある敗戦だったが、今回が9戦連続での笠松出走となる。
ベニスビーチ 重賞4勝の実績はあるが、昨秋以降は苦戦続き。前回の競走除外も気になるところで、地力は上位でも強調しにくい感がある。
ウワサノシブコ 北海道からの遠征馬。2歳時に北海道で2勝して、3歳時に浦和で重賞を制覇。23年は重賞で2着に入ったが、今回は休み明けでの遠征という点が課題となる。
そのほか、スズカサンサン、ランタン、エイシンレミーが出走する。
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レースの狙い
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コンビーノは重賞では2着4回と詰めひと息だが、現在が7戦連続連対中の地力なら初の重賞タイトルが狙えそう。ジュランビルは休み明けだが、遠征競馬での成績を評価して対抗に推す。グレースルビーはコース替わりが微妙でもメンバー的に粘り込む可能性がありそうで、この三つ巴を本線とする。ウワサノシブコは休み明けでの遠征競馬でも地力的に要注意。好位差しの形が取れそうなキャットリングが3連勝式の押さえ。
ブルーリボンマイル(SP1)4歳以上牝馬・オープンの出走表はこちら
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