3月24日(日)に佐賀競馬場にて、第21回はがくれ大賞典(3歳以上・2000メートル・18時05分発走予定)が行われます。他地区からの遠征馬が台頭することが多い重賞ですが、今年は大井、船橋から各1頭、高知から2頭が参戦。他地区の騎手が5名も参戦するのも興味深いところです。そうなると、レース展開も普段の佐賀とは違うかたちになりそう。その点も注目したい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は3勝しているが、2着と3着はなし。3着内馬15頭のうち14頭が5番人気以内となっている(20年の3着馬だけが9番人気)。他地区からの遠征馬が1頭以上連対。21年と22年は遠征馬が3着までを独占した。近2走とも重賞だった馬が1頭だけ連対しているのが特徴的。2走前までに重賞以外で2着以内があった馬が1頭だけ連対している。3走前が2から4着だった馬も1頭だけ連対しているデータがある。
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出走馬短評
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セイカメテオポリス 大井からの遠征馬。昨年は中長距離の重賞を3勝し、前走の金盃はアタマ差2着。今回は短期放牧明けで、仕上がり具合がカギとなる。
トランセンデンス 高知からの遠征馬。3歳時に南関東で重賞を2勝した実績は上位で、昨秋に高知に移ってからの成績も良好。今回の距離もタイプ的に合いそうだ。
タガノファジョーロ JRAのダート中距離で3勝、障害で1勝を挙げ、佐賀移籍後は好走続き。この相手でも好位付けのかたちが取れれば善戦以上が可能だろう。
シューラヴァラ JRAのダートで2勝目を挙げた後は低迷が続いたが、年明けから中距離に転じて善戦続き。ただ、ここに入ると厳しいだろう。
キョウワウォール JRA時に地方条件交流戦を含めて2勝を挙げたが、今回は移籍初戦という点が課題。力量的にも試金石と考えるのが妥当だろう。
グリードパルフェ 高知からの遠征馬。前走の白鷺賞は5着だったが、厳しい流れとコース形態が合わなかった感も。この舞台なら昨年に続く勝利が狙える。
サトノディード JRAのダート中長距離で4勝を挙げ、大井に移って3勝を追加。前走の佐賀初戦は見せ場十分の差し脚で、引き続き注目が必要だ。
ユアヒストリー 船橋からの遠征馬。JRAのダート中距離で4勝し、昨春の船橋移籍後は大崩れが少ない成績。重賞での実績的にも首位争いが可能だろう。
そのほか、スピネル、マイネルナイペスが出走する。
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レースの狙い
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グリードパルフェは前走が度外視可能で、昨年の優勝馬という点を重視。堅実に差を詰めてくるユアヒストリーが強敵だ。サトノディードは移籍2戦目の上積みが大きそうで、大井時代の主戦騎手が乗る点も有利。セイカメテオポリスは急仕上げの感はあるが、実績上位といえるだけに無視できない存在といえる。善戦傾向があるトランセンデンスにも要マーク。
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