3月10日(日)に佐賀競馬場にて、第3回九州クラウン(3歳以上・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。最近の成績が良好という馬が多いなか、移籍2戦目のテイエムサウスダンが参戦してきました。晴天続きでインコースの砂が深い現在の佐賀コースだけに、パワー勝負になるのは間違いなさそう。各騎手のコース取りや仕掛けのタイミングが見どころとなる一戦です。
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過去の傾向
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過去2回の結果をみていく。23年は1→4→2番人気の順で、22年が3→4→2番人気。過去2回とも、前年のウインターチャンピオンで2着以内に入っていた馬が1頭だけ連対している。3着内馬はすべて前走が3着以内。過去2回とも連対馬は、通算勝利数が2ケタと1ケタの組み合わせとなっている。
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出走馬短評
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アイリッシュセンス JRAのダート1400メートルで2勝して、23年2月の佐賀初戦を快勝。その後は善戦止まりが続いたが、最近2戦は連勝と一変している。
シウラグランデ JRA未勝利から佐賀に移り、3歳7月の佐賀ユースカップを勝利。しかし古馬戦ではひと押し不足の感が否めない。
ジョンソンテソーロ JRAのダート1400メートルで2勝を挙げ、昨秋の佐賀移籍後は7戦6勝、2着1回。その成績なら引き続き善戦以上が狙えそうだ。
ダイリンウルフ 23年の2着馬で、堅実に差を詰めてくるタイプ。前走は最下位でも度外視可能だが、今回は初コンビの手綱がカギとなる。
リーチ 2歳時に北海道と川崎で重賞を勝ち、4歳時は低迷したが、5歳時の昨年以降は大崩れが少ない成績。佐賀移籍後の成績的にも注目できる存在だ。
アイメイドイット JRAのダート1400メートルで1勝し、その後は高知、佐賀、金沢、名古屋を経て、昨秋以降は佐賀で4勝。善戦傾向はあるが、今回の相手は強力だ。
ロトヴィグラス 23年の3着馬で、最近2戦が連続2着と成績良好。ただ、佐賀の900メートルで8戦8連対という成績が示すとおり、今回も距離が課題となる。
テイエムサウスダン JRA時にダートグレードを5勝し、GIで3着の実績は断然。最近は苦戦続きでも、初の佐賀コースで一変する可能性は秘めている。
そのほか、リョーノテソーロ、スマートフレイ、ストームガスト、キングキャヴィアが出走する。
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レースの狙い
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リーチは佐賀移籍後の成績が良好で、今回も差し脚が届く可能性が十分にある。ジョンソンテソーロも佐賀で連対率100%と好成績で、ここでも善戦以上が狙えそうだ。問題はテイエムサウスダンの捉えかた。初の佐賀コース、初の輸送なしと一変する要素があるだけに、復活の勝利に期待する手はあるだろう。あとは23年2着のダイリンウルフ、先行力があるロトヴィグラスが3連勝式の押さえ。
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