3月24日(日)に水沢競馬場にて、第49回あやめ賞(3歳牝馬・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。4月21日に行われる留守杯日高賞につながる一戦には12頭が出走。昨年から開幕直後に日程が変更されたため、出走各馬の仕上がり具合が気になるかたちになりました。昨年は金杯以来となるミニアチュールが実力を発揮。それに比べると、今年は混戦模様の感があります。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は3勝、2着1回。3着内馬15頭のうち14頭は5番人気以内となっている(昨年の3着馬が8番人気)。2走前までに岩手以外で出走していた馬が1頭だけ連対。2走前までに重賞・準重賞で3着以内があった馬も1頭だけ連対している。最近4年は岩手の重賞に出走経験がある馬が1頭だけ連対している。
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出走馬短評
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セイバイラック ここまで10戦とも4着以内で、3着内率は80%。寒菊賞と金杯で2着に入った実績を含めて、今回も崩れるシーンは考えにくい。
カリフィア 7月に芝の新馬戦を快勝し、前走の特別戦で2勝目をマーク。ただ、重賞では2戦とも勝ち馬から差のある敗戦を喫している。
マラカイト 川崎時代に8戦して2着2回、3着1回で、転入初戦の前走で初勝利。時計的には微妙だが、移籍2戦目の上積みを考慮する必要はあるだろう。
ミヤギシリウス デビュー2戦目の水沢で圧勝し、11月のJRA認定戦で僅差3着。続く金杯は5着だったが、牝馬限定戦なら善戦以上が狙えそうだ。
マルーントリック 北海道の一般戦で2勝して、岩手移籍後はJRA認定戦で2着、寒菊賞3着、金杯4着。それでも地力的に互角以上とみるのが妥当だろう。
オフビート 7月末の新馬戦が唯一の勝利だが、最近は1戦おきに2着が3回。今回もスタート五分なら善戦以上が可能だろう。
ドリームキャッチ 北海道でJRA認定戦を勝ち、岩手転入初戦でもJRA認定戦を勝利。続く金杯は大敗したが、立て直しての巻き返しには警戒が必要だ。
レッドオパール 北海道の一般戦を圧勝し、岩手移籍後は寒菊賞を含む3連勝と好成績。前走が大幅体重増だっただけに、2戦目の上積みは大きそうだ。
ビッグサララルーフ 2歳時に3勝を挙げたが、重賞では4回とも勝ち馬から2秒以上の差で大敗。前走の準重賞も勝ち馬と2秒2差では少々厳しい感がある。
そのほか、クルトゥルン、インサリュブル、ロイエが出走する。
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レースの狙い
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レッドオパールは3連勝中の勢いが魅力で、牝馬限定戦の組み合わせなら引き続きチャンス。相手筆頭には先行粘り込みが狙えそうなセイバイラックを指名する。善戦傾向があるマルーントリックにも要マーク。ミヤギシリウスも相手なりに動ける可能性が十分。ドリームキャッチは前走案外でも素質的に無視できない存在だ。
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