4月28日(日)に佐賀競馬場にて、第12回佐賀皐月賞(3歳・1800メートル・18時05分発走予定)が行われます。佐賀の3歳三冠はここからスタート。5月26日の栄城賞に向けてという意味も含めて注目が集まる一戦には12頭が出走します。賞金額の上昇とともに、レースのレベルも上がっている印象。当日は気温が高く、雨が降る可能性がありそうで、例年以上に底力が問われる舞台になるかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。過去5年とも1番人気馬が勝利。1→3→2番人気の順だった20年を除くと、4番人気以下の馬が3着以内に1から2頭入っている。前走が重賞だった馬が1から2頭連対。3走前までに重賞で2着以内に入っていた馬が1から2頭連対しているデータもある。
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出走馬短評
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ケンタッキーグレイ 最近4戦は目立つ差し脚を披露して、脚質転換が成功した様子。今回は初コンビでも引き続き首位争いが期待できる。
デッドフレイ ここまで6戦とも4着以内と大崩れがないが、ここに入るとひと押し不足。それでも相手なりに動ける可能性は秘めている。
アマルフィー 通算11戦4勝だが、2着と3着がなしという極端な成績。今回の相手でもマイペースの走りができれば一発がある。
トゥールリー 2走前は古馬A級で、前走は園田遠征では連続6着も仕方ないところ。通算8勝の実績的にも、この条件なら首位争いが必至だ。
キトーウィン 最近は堅実に差を詰めての好走続きで、今回も好位差しの形を取りたいところ。今回の相手でも立ち回りひとつで善戦以上が可能だろう。
トレベルオール 佐賀では7戦6連対で、前走は飛燕賞で僅差2着と好成績。差し脚を長く使えるタイプで、距離延長でも差し脚が届く可能性が十分にある。
カシノルーカス 最近はひと押し不足の結果が続くが、前走は古馬B4クラスを先行粘り込みで2着に善戦。今回も3連勝式の候補として一考できる。
ウルトラノホシ 2歳時にネクストスター佐賀とカペラ賞を勝ち、その後の3戦はダートグレードで善戦。ただ、今回は状態面が課題となる。
フークファンタジー 4走前にJRA認定戦を勝ち、年明けからは佐賀若駒賞で2着、花吹雪賞で3着と善戦。ただ、今回は3カ月ぶりという点が気にかかる。
そのほか、オルタンシア、カガカプチーノ、シーブレが出走する。
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レースの狙い
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ウルトラノホシは2カ月半ぶりで状態面が課題だが、地力的に断然とみて主軸に指名。トレベルオールも間隔が空いたが、差し脚を長く使える点を評価して対抗に推す。トゥールリーは最近2戦が古馬A級と遠征競馬なら度外視可能。まくり脚があるケンタッキーグレイにも警戒しておく。先行してしぶといカシノルーカスにも少々注意。
佐賀皐月賞(フィレンツェファイア賞)3歳オープン の出走表はこちら
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