4月7日(日)に佐賀競馬場にて、第23回ル・プランタン賞(3歳牝馬・1800メートル・18時05分発走予定)が行われます。今年は花吹雪賞を圧勝した高知のグラインドアウトが注目を集めそう。兵庫からの遠征馬2頭を含めた出走馬が、その存在に対抗できるのか、そこが大きな見どころとなります。距離延長がプラスになるかどうかという点も考慮して、買い目を絞りこんでいくほうがいいかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(19年は2着が同着)。1番人気は4勝、2着1回。19年と20年は6番人気が馬券に絡んだが、最近3年は1→2→3番人気の順となっている。他地区の馬が1から2頭連対。ただし2着以内を独占したのは22年(川崎→兵庫)だけだ。2走前までに重賞で3着以内があった馬が1から2頭連対。3着内馬はすべて、2走前が3着以内という成績だった。
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出走馬短評
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フランキンローズ 川崎と北海道で苦戦が続き、名古屋での2戦を経て佐賀に移って2走前が初勝利。前走も2着に入ったが、今回は相手が強力だ。
ドリームサンデー 昨夏にデビュー3戦目で初勝利を挙げ、長期休養明けの3走前は大敗したが、その後は2戦連続で2着。善戦傾向は魅力でも、ここでは厳しい感が否めない。
グラインドアウト 高知からの遠征馬。ネクストスター高知では大敗したが、前走の花吹雪賞は早め先頭から2着に8馬身差をつける圧勝。その再現となる可能性は十分にある。
ケンタッキーグレイ 北海道の一般戦を勝ち、佐賀では8戦して大敗した花吹雪賞以外は4着以内。今回も仕掛けが決まるようなら善戦以上が可能だろう。
アルテミスバイオ JRAで2戦とも大敗したが、佐賀では6戦して5連対と上々の成績。今回は距離延長が課題だが、相手なりに動ける可能性は秘めている。
フェリシス 兵庫からの遠征馬。初出走戦を制して兵庫若駒賞で3着に入り、2戦連続でJRAに遠征。素質的には上位でも、距離延長と佐賀の馬場適性は微妙かもしれない。
プラティア JRAで3戦とも大敗し、年明けから佐賀で6戦とも3着以内。馬体重が減っている点は気になるが、タイプ的に距離延長には対応できる可能性が高い。
クライムエンジェル 兵庫からの遠征馬。2走前の兵庫クイーンセレクションは大敗したが、それ以外は3戦とも2着以内。距離延長でも逃げ粘りを狙いたいところだろう。
そのほか、グランディスペース、シーブレ、オルタンシアが出走する。
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レースの狙い
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グラインドアウトは前走の佐賀遠征で馬体重が減った点が気になるが、今回の組み合わせなら地力上位と考えるのが妥当。相手は混戦だが、差し脚を長く使えるケンタッキーグレイを筆頭に取る。クライムエンジェルは単騎逃げのかたちが取れるようなら残り目がありそう。フェリシスは距離延長が気になるが、相手なりに動ける可能性に警戒しておく。あとは少々離れるが、先行力があるプラティアが3連勝式の候補。
ル・プランタン賞(ネロ賞)3歳牝馬オープンの出走表はこちら
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