4月28日(日)に水沢競馬場にて、第36回栗駒賞(4歳以上・1400メートル・17時45分発走予定)が行われます。古馬重賞でこの距離が舞台なのは開幕直後の白嶺賞、牝馬限定のヴィーナススプリントと、この栗駒賞のみ。今年の出走馬は9頭。白嶺賞を完勝したゴールデンヒーラーが今回も注目を集めそうで、相手探しと考えるほうがいいのかも。ただ、今回が移籍初戦または2戦目という馬が多い点は要注意でしょう。
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過去の傾向
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過去2年の当レースと、3年前の同じ日程のスプリント特別(水沢1400メートル)を対象に結果をみていく。1番人気は1勝、2着2回。昨年は3着に8番人気が入ったが、それ以外の8頭はすべて4番人気以内となっている。牝馬が3着以内に1頭だけ入線。3走前までに重賞出走がなかった馬が1頭だけ連対している。また、山本聡哉騎手が3年連続で連対している。
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出走馬短評
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ゲンパチプライド JRAのダート短距離で2勝して、岩手初戦の白嶺賞は2着。中3週の日程なら地力発揮が見込めそうで、再度の善戦以上が期待できる。
タイセイアベニール JRAの芝短距離で5勝して、オープンクラスでも善戦歴がある力量は上位。移籍初戦でスタートが決まれば勝機がありそうだ。
フジラプンツェル 白嶺賞が出走取消で、中1週の赤松杯が最下位という近況は不安。地力的には上位でも、再度の中1週での一変までは考えにくい。
アメージングラン JRA時に地方条件交流戦を勝ち、高知では重賞を含む9勝。岩手では初戦を勝って、白嶺賞は大敗したが、移籍3戦目の巻き返しには要警戒だ。
ドルズプライスレス JRAでは善戦止まりだったが、岩手に移って7勝を挙げて、前走の白嶺賞で3着。今回も逃げ粘りに注意する必要があるだろう。
キモンリッキー 2歳時に水沢でJRA認定戦を勝ち、その後は大井で善戦止まりだったが、昨春以降は岩手で9勝をマーク。ただ、今回の相手は強力だ。
シガーヲスウオトコ 大井の短距離で12勝を挙げたが、岩手初戦の白嶺賞は馬体重が大幅に増えての8着。その内容では一変までは厳しいかもしれない。
ゴールデンヒーラー 今年初戦の白嶺賞が先行押し切りの快勝で、水沢1400メートルの勝率100%をキープ。今回の相手でも大きく崩れるシーンは考えにくい。
トキノパイレーツ 昨秋以降はひと押し不足の結果が続くが、昨年の3着馬という点を含めて注意が必要。ただ、前崩れの展開待ちという感はある。
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レースの狙い
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ゴールデンヒーラーはこの条件での安定感が魅力で、昨年に続く勝利が狙えそう。移籍2戦目のゲンパチプライドを相手筆頭に指名する。アメージングランは前走がいまひとつでも、移籍3戦目で差しに回れば巻き返しが十分。タイセイアベニールは力量上位でも、移籍初戦という点を割り引いて連下までにとどめる。キモンリッキーは相手関係的に微妙だが、前走の差し脚を再現できれば食い込みも。
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