4月14日(日)に高知競馬場にて、第40回二十四万石賞(4歳以上・1900メートル・18時15分発走予定)が行われます。高知競馬において1800メートル以上はかつて重賞のみで使われる距離でしたが、近年は条件クラスの準重賞や2歳戦にも拡大。この1900メートルへ出走経験がある馬も増えてきました。今年の出走11頭中、この距離で馬券絡みした実績があるのは、昨年の勝ち馬ガルボマンボを含め6頭。11連勝中のユメノホノオが人気を集めそうですが、昨年暮れの高知県知事賞以来というのが課題になりそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気が4連勝中。19年こそ11→2→6番人気で決着し3連単が263万円の高配当となったが荒れることは稀だ。高知競馬では賞金額の増加に伴いローテーションが組まれるようになっており、過去3年の1着馬は年明けに2から3走、2着馬も同4から5走で臨んでおり、使い詰めは減点材料。同じく過去3年では、3着以内馬9頭のうち5頭の前走が黒船賞JpnIII、御厨人窟賞、他地区の重賞のいずれか。残り4頭のうち3頭は近3走で2勝を挙げており、実績的に劣る馬は勢いが必要になる。
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出走馬短評
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ガルボマンボ 昨年のこのレースの勝ち馬で、高知1900メートルは【3-0-0-1】と得意。年明け後はひと息でも距離不足が敗因なら今回は見直せる。
ユメノホノオ 昨年の高知三冠馬で、大晦日の高知県知事賞も勝利して目下11連勝。この距離では2戦2勝だが勝つには時計短縮が必要になる。
ダノンロイヤル 22年夏からの高知では着実にクラスを上げ重賞でも3着以内3回。勝ち切れない面はあってもノーマークにはできない。
アイファーキングズ JRAでは1900メートル以上で3勝を挙げ、3勝クラスで惜敗歴。高知7勝のうち2着にもっとも着差をつけて勝ったのが1800メートルだけに今回の距離は歓迎だ。
アヴァンセ 昨年9月の同距離重賞・珊瑚冠賞ではハイペースがハマった感はあるも2着に好走。1年半以上勝ち星がないが、この距離なら押さえておいてもいいだろう。
モダスオペランディ 高知5勝はマイル以下だが、JRAのレースでの馬券絡みはすべて1800メートル以上。昨年のこのレースは3着だけに上位争いが十分だ。
ヒカリオーソ 普通競走や特別戦では連対まで手が届いても重賞では掲示板までという近況。ただ近走の重賞よりは相手が楽になった印象がある。
デシジョン 兵庫ではB級で苦戦したが、転入後は13戦中12戦で馬券絡み。高知1800メートルの準重賞で惜敗の内容からこの距離もこなせそうだ。
その他、デステージョ、ダノンジャスティス、カドフィールが出走する。
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レースの狙い
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ガルボマンボは昨年のこのレースの勝ち馬で持ち時計比較でも優位。成績に波はあるが連覇に期待したい。休み明けでも11連勝中のユメノホノオに、昨年の3着馬モダスオペランディも実力互角。展開次第ではアヴァンセ、デシジョンの食い込みに要警戒。人気薄ならアイファーキングズも押さえたい。
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