4月16日(火)に金沢競馬場にて、第5回ノトキリシマ賞(3歳牝馬・1500メートル・18時10分発走予定)が行われます。出走馬のなかで前走が1着だったのはハリウッドスマイルだけで、昨年末に笠松のライデンリーダー記念で3着に入った実績的にも上位といえそう。そのほかの8頭にも力量差があると考えるのが妥当で、狙い目を絞って臨むべき一戦と考えるほうがいいかもしれません。
------------------------------
過去の傾向
------------------------------
過去4回の結果をみていく(第1から3回は金沢デビュー馬限定戦)。1番人気は3勝、2着1回。3着内馬12頭のうち11頭は前走が2着以内で、残り1頭は前走が重賞の東海クイーンカップだった。2走前が3から5着だった馬が1頭だけ連対しているのが特徴的。3着内馬のうち11頭は2勝以上を挙げていた(例外は21年の3着馬で2戦1勝)。
------------------------------
出走馬短評
------------------------------
ラシェンテ JRAの新馬戦で2着に入ったが、その後は大敗の連続。金沢では2戦とも善戦止まりだが、今回の顔ぶれなら差し脚が届く可能性がある。
ハリウッドスマイル 北海道の一般戦で勝利を挙げ、昨秋の金沢移籍後に3勝を追加。ライデンリーダー記念で3着に入った実績は上位といえる。
スターマンモス 金沢の新馬戦で3着に入り、2戦目からは兵庫に移って一般戦で勝利。金沢に戻って2戦して、上昇している感がある。
エムティトップ 北海道では2着と3着が各1回で、金沢では1勝、2着3回と善戦。重賞では2回とも苦戦したが、牝馬限定戦ならチャンスがある。
トルピード 昨秋の新馬戦から3連勝して、金沢ヤングチャンピオンでは4着。年明け初戦の前走も3着で、今回も大きく崩れることはなさそうだ。
モモダンゴ 佐賀では11戦して1勝だったが、先行力があるタイプ。ただ、金沢初戦の前走が大幅体重減で、JRA条件交流とはいえ勝ち馬から約10秒差では強調しにくい。
そのほか、パープルビューティ、サンヨウアカヘル、レーヴァローゼが出走する。
------------------------------
レースの狙い
------------------------------
ハリウッドスマイルは今回の組み合わせなら実績上位で中心視が妥当。休み明け2戦目の上積みが見込めるトルピードが強敵だ。エムティトップも相手なりに走れそうで先行粘り込みに要警戒。スターマンモスは実績的に微妙だが、立ち回りひとつで善戦できる可能性が考えられる。あとは少々厳しそうで、この4頭の組み合わせから絞るかたちがいいだろう。
ノトキリシマ賞3歳牝馬の出走表はこちら
赤見千尋の予想にのる
齊藤修の予想にのる