重賞レース直前情報
■2024年04月09日
第64回東海桜花賞(名古屋)

4月9日(火)に名古屋競馬場にて、第64回東海桜花賞(4歳以上・2100メートル・17時30分発走予定)が行われます。昨年まではかきつばた記念JpnIIIにつながる重賞として1400メートルまたは1500メートルで実施されていましたが、今年からは名古屋グランプリJpnIIの前哨戦で距離が変更。その舞台には北海道、船橋、高知、佐賀から各1頭が参戦してきました。対する地元所属馬は昨秋の東海菊花賞を制したアンタンスルフレに期待がかかります。

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    過去の傾向
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距離は違うが、過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は1勝、3着3回。21年と22年は7番人気馬が2着に入ったが、それ以外の3着内馬はすべて4番人気以内となっている。東海地区以外からの遠征馬が3着以内に2から3頭入線。ただし、3着以内を独占したのは23年だけだ。連対馬はすべて、前走が重賞に出走、または特別戦で連対。2走前までに重賞で2から3着があった馬が1から2頭連対している。

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    出走馬短評
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トランセンデンス 高知からの遠征馬。3歳時に南関東で羽田盃を含む重賞2勝を挙げて、昨秋から高知所属で1勝、2着4回。前走は大敗したが、相手なりに動ける力がある。

マンガン 船橋からの遠征馬。3歳春に船橋で重賞を勝ち、4歳時に2600メートルの金盃で9馬身差の圧勝。最近4戦は大差負けを喫しているが、この条件での巻き返しには要警戒だ。

キージュピター JRA未勝利から名古屋に移り、大崩れが少ない成績で8勝をマーク。今回の相手は強力だが、流れ込みに警戒しておく手はあるだろう。

ヒストリーメイカー 佐賀からの遠征馬。前走の佐賀記念JpnIIIは大敗したが、それ以前は10戦連続で3着以内。昨秋の東海菊花賞でも後方から差を詰めて3着に入っている。

タマモモンレーブ JRAのダート1900メートルで勝利を挙げ、昇級後も中・長距離で善戦。今回は相手が強化されるが、名古屋移籍後は4戦とも2着以内の実績には注目できる。

ブリーザフレスカ JRAでは未勝利だったが、名古屋移籍後に15戦連続3着以内で重賞3勝と一変。今回は休み明けだが、相手なりに動ける可能性は十分にある。

アンタンスルフレ JRA未勝利から名古屋と南関東でクラスを上げ、2600メートルの北國王冠を連覇して昨秋の東海菊花賞を勝利。JRA遠征の影響は気になるが、地力的に上位だろう。

アルバーシャ JRA時に芝の長距離で2勝を挙げ、名古屋移籍後は10戦とも5着以内と安定。重賞ではひと押しに欠ける結果が続くが、流れ込む可能性は十分にある。

アナザートゥルース 北海道からの遠征馬。23年12月の名古屋グランプリJpnIIで4着、前走のダイオライト記念JpnIIで5着と善戦。今回の顔ぶれなら善戦以上が可能だろう。

ハクサンアルタイル JRAでは1戦だけで、2戦目からは名古屋所属で17戦とも4着以内と好成績。今回は重賞でどうかだが、上昇の勢いには侮れないものがある。

そのほか、レッドブロンクス、ヴェッツラーが出走する。

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   レースの狙い
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アンタンスルフレは前走のJRA遠征の反動が気になるが、長距離戦なら地力で押し切れる可能性が高そう。相手なりに動けるヒストリーメイカーを相手筆頭に指名する。アナザートゥルースも力量的に互角以上で首位争いが狙えそう。トランセンデンスは前走の佐賀遠征から中1週という点が微妙だが、流れ込みに警戒しておく必要があるだろう。ブリーザフレスカは休み明けでも差し脚を発揮できれば上位まで。ハクサンアルタイルは相手が強化されるが、好走続きの勢いを評価して連下の穴で挙げておく。


東海桜花賞(SP1)オープンの出走表はこちら

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