重賞レース直前情報
■2024年05月01日
第1回西日本クラシック(園田)

5月1日(水)に園田競馬場にて、第1回西日本クラシック(3歳・1870メートル・16時15分発走予定)が行われます。兵庫チャンピオンシップJpnIIが1400メートルに変更され、その代わりに西日本地区の地方所属馬が出走できる中距離の重賞が新設されました。「東京ダービー指定競走」の副題がある一戦には高知から4頭、笠松から1頭が参戦。東京ダービーJpnIだけではなく、6月16日の高知優駿、7月4日の兵庫優駿にもつながりそうです。

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   過去の傾向
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距離が1870メートルだった23年以前の過去5年の兵庫チャンピオンシップJpnIIの地方馬の上位3頭の成績を抜粋してチェックする。上位3頭はすべて5から9番人気(地方限定にすると1から4番人気)。上位2頭はすべて牡馬で、牝馬は3番手に2頭が入っている。前走が菊水賞で5着以内だった馬が1頭だけ上位2頭に入っている。兵庫(園田)ユースカップに出走していた馬も1から2頭上位2頭に入っているデータがある。

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   出走馬短評
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ワンウォリアー 高知からの遠征馬。2歳時にJRA認定戦を含む5勝を挙げ、年明けは3戦とも2着でも強敵相手に好成績。タイプ的に今回の距離に対応できそうだ。

ホーリーバローズ 高知からの遠征馬。2歳時は重賞で2回とも大敗したが、今年はJRA条件交流戦を勝ち、その後の重賞も2戦連続で善戦。ただ今回は距離延長が課題になる。

ミスターダーリン 勝ち星は未勝利戦でのひとつだけだが、園田ジュニアカップでは先行粘り込みで2着と見せ場十分。菊水賞は大敗したが、巻き返しには警戒が必要だ。

マルカイグアス ここまで5戦4連対で、園田ジュニアカップを差し切り、名古屋遠征でも2着と差し脚は堅実。今回の相手でも展開ひとつで首位争いが可能だろう。

シンメデージー 高知からの遠征馬。23年末のデビューから5戦5勝で、前走の土佐春花賞は道中の反応ひと息でも差し切り勝ち。その内容なら距離延長はプラスかもしれない。

ウェラーマン ここまで5戦3勝で、園田ジュニアカップは中団のまま6着で、菊水賞は差し届かず3着と重賞ではいまひとつ。ただ、地力的に侮れない感はある。

アグロドルチェ 高知からの遠征馬。北海道では11戦未勝利だったが、高知では6戦してJRA条件交流戦を含む3勝と一変。ただ、最近2戦は大敗という成績では少々厳しい。

オーシンロクゼロ 23年11月下旬のデビュー戦から4戦4勝で菊水賞も制覇。好位差しの安定感は魅力的で、今回の相手でも結果を出せれば今後の展開が楽しみになる。

そのほか、レイアンドダンス、アンバーシュガー、ゴールデンロンドンが出走する。

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 レースの狙い
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オーシンロクゼロは4連勝の勢いが魅力で、今回も好位からの差し切りに期待。マルカイグアスも差し脚を長く使えるタイプで、仕掛けが決まれば逆転がありそう。ワンウォリアーは最近の成績と距離延長の条件なら遠征競馬でもチャンスあり。シンメデージーは乗り難しいタイプでも吉村智洋騎手の剛腕での連勝継続が考えられる。ウェラーマンは重賞になるといまひとつでも、地力的に押さえておきたいタイプといえる。


西日本クラシック重賞13歳登録馬の出走表はこちら

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