5月5日(祝・日)に高知競馬場にて、第28回黒潮皐月賞(3歳・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。リケアサブルが兵庫ユースカップ、ネクストスター西日本と連勝、シンメデージーが1日の西日本クラシックを勝利と、今年の高知3歳は遠征の交流重賞で活躍。地元の三冠初戦に両馬は不在で、2歳重賞2戦でリケアサブルをちぎったプリフロオールインが人気を集めそう。ここを勝って、地方全国交流の二冠目・高知優駿へ臨みたいところでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。まずメンバー中最多勝の馬は必ず連対。該当馬は毎年1から2番人気に推されているが、中心に期待できる。23年こそ3着に10番人気が入ったが、ほかの3着内馬は5番人気以内。土佐春花賞か仙台屋桜特別で3着以内だった馬が毎年3着以内に1から3頭入っている。なお両レースの1着馬のうち馬券に絡めなかったのは1頭だけ(22年の4着馬)と信頼度が高い。3年連続で3着には古馬と未対戦だった馬が入っている。
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出走馬短評
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ヴィヴァムーン 北海道では1200メートルで2勝、JRA認定競走で2着があり、昨秋の転入後は7戦して2着3回、3、4着各2回と安定。前走古馬相手のC3級は離れた3着でも切れ味を見せた。
プリフロオールイン 8月の新馬戦は2着だったが、その後は重賞2勝を含む6連勝中。仙台屋桜特別は2着サノノスピードとは3/4馬身差でも3着には大差をつけた。
クレフェノー 北海道では11戦して1勝だったが、昨秋の転入後は8戦4勝。しかし勝ち星はすべて普通競走で今回は相手が強い。
イッセーノーデ 金の鞍賞4着、土佐春花賞5着と重賞で掲示板確保の実績。だがデビュー5戦目の逃げ切りが唯一の勝利だけに善戦以上は考えにくい。
ミシロウェイ 北海道1勝から、昨秋の転入後は2勝し、JRA条件交流戦で3着。土佐水木特別ではプリフロオールインから離されての3着だったが、高速馬場とはいえ3走前の1400メートル戦の勝ち時計は評価できる。
パンパカパーティー 7月から10月までは好成績だったが、その後は低迷。最近2走は馬券絡みしており、暖かい時季が合うのかもしれないが実績は劣る。
サノノスピード 怪我で半年の休養後2戦は精彩を欠いたが、今春の高知転入初戦を大差勝ち。続く仙台屋桜特別ではプリフロオールインの3/4馬身差2着と、JRAの新馬戦で見せたスピードがよみがえった感がある。
バウンティキャット 8戦5勝、3着3回とすべて馬券絡み。金の鞍賞、土佐春花賞とも3着という実績からも引き続き上位争いが期待できる。
そのほか、ジョウショーライン、ユイノアカゾナエ、ブルックリン、ブンタンフィズが出走する。
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レースの狙い
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プリフロオールインとサノノスピードが前走仙台屋桜特別に続き好勝負を演じてくれそう。今回は実績と上昇度のどちらが勝るか。デビューから8戦すべて馬券絡みバウンティキャットが離れた3番手。相手強化だが前走で切れ味を見せたヴィヴァムーンまで、馬券は絞って買いたい。
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赤見千尋の予想にのる
齊藤修の予想にのる