5月5日(祝・日)に盛岡競馬場にて、第44回ダイヤモンドカップ(3歳・ダート1800メートル・18時05分発走予定)が行われます。昨年まで地元所属馬によるマイル戦でしたが、今年は東日本所属馬の交流競走になって距離も延長。北海道、浦和、川崎、大井から各1頭が参戦してきました。対する地元馬は、6戦全勝のフジユージーンが圧倒的な存在。他地区との力関係という観点でも注目が集まる一戦です。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(すべて岩手限定戦。23年は盛岡1600メートルで、20から22年は水沢1600メートル。19年は水沢1900メートルのやまびこ賞を対象)。単勝1番人気は4勝、2着1回。連対馬10頭のうち9頭が3番人気以内(22年の2着馬が5番人気)。3着には4から7番人気が3回入ったが、堅い決着になることが多い。前走がスプリングカップで2着以内だった馬が1から2頭連対。12月または1月の重賞に出走していた馬が1頭だけ連対しているのが面白い。
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出走馬短評
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オオイチョウ 北海道からの遠征馬。6月のデビュー戦を勝ち、その後はオープンと船橋の平和賞で3着。休み明けの前走は大敗したが、素質的に無視できない。
フジユージーン 昨年6月のデビューから圧勝続きで、休み明けの前走も大幅体重増ながら大差で楽勝。今後につなげるためにも連勝を止めたくないところだ。
エドノバンザイ 浦和からの遠征馬。ここまで8戦4勝、3着2回と好成績だが、重賞では2回とも大敗。その点は少々気になるが、タイプ的に距離延長はプラスだろう。
コンバットスプーン 7月末の盛岡で新馬戦を勝ち、ネクストスター盛岡では大差の2着。冬場は浦和に移って4戦したが、大敗続きという成績では狙いにくい。
サンエイキャノン 半兄のトウシンマカオはJRAの芝短距離で重賞3勝。本馬も岩手で3勝と上々の素質を見せているが、スプリングカップで粘り切れなかった点は気にかかる。
パンセ 川崎からの遠征馬。5月のデビュー戦を圧勝し、若武者賞で2着、鎌倉記念で3着と善戦。年明け以降は大敗が続くが、今回の相手なら見直せる。
サクラトップキッド 10月の新馬戦と2戦目を快勝し、南部駒賞と寒菊賞は善戦止まりでも、金杯3着、スプリングカップ2着と善戦。今回も相手なりに動ける可能性がある。
エスケンドリーム 北海道では7戦未勝利だったが、大井に移って4戦2勝。過去の勝利は競らずに逃げ先行ができたときで、今回の組み合わせなら粘り込む余地がありそうだ。
そのほか、クルトゥルン、セイフェミニンが出走する。
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レースの狙い
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フジユージーンは圧勝続きの成績が魅力で、ここも通過点にしたいところ。オオイチョウは休み明け2戦目で地力発揮が見込めそうで相手筆頭に指名する。エドノバンザイは相手なりに差を詰めてきそうで3番手にマーク。パンセは大敗続きでも2歳時の実績を評価して連下に押さえる。善戦傾向があるサクラトップキッドが連下の穴。
ダイヤモンドカップ(M1)(チュウワウィ3歳の出走表はこちら
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