5月9日(木)に笠松競馬場にて、第50回新緑賞(3歳・1400メートル・16時25分発走予定)が行われます。今年は西日本交流として実施される6月20日のぎふ清流カップのトライアル戦という位置づけ。東海地区の所属馬による重賞には12頭がエントリーしました。そのなかには東海優駿から目標を切り替えたと思われる馬も。馬場に雨の影響が残りそうな点を含めて予想していきたい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5回の結果をみていく(すべて4月初旬の実施で1400メートル)。単勝1番人気は4勝、2着1回。連対馬はすべて4番人気以内となっている。3着馬はすべて3から6番人気。前走が1着だった馬が1頭だけ連対しているのが特徴的。2走前が重賞だった馬が1から2頭連対している。また、ゴールドジュニアかジュニアキングに出走していた馬が1から2頭連対しているデータもある。
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出走馬短評
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ブルーチース 新馬戦と特別戦を勝ち、JRA認定戦と重賞では3回の大敗を経て前走のジュニアキングを勝利。JRAの田口貫太騎手の起用は魅力だが、休み明けという点は気にかかる。
ワラシベチョウジャ デビューから5連勝でネクストスター笠松を勝利したが、その後の成績がいまひとつ。最近2戦で馬体重が減り続けているのも心配だ。
キスリング 北海道でJRA認定戦を勝ち、ネクストスター笠松で2着。休み明けの2戦は大敗したが、最近2戦は善戦続きと復調してきた感がある。
ネッサローズ 7月の新馬戦を勝ち、4戦目にJRA認定戦を圧勝。休み明けの前走は4着でも着差はわずかで、遠征競馬に対応できれば善戦以上の可能性も考えられる。
スティールアクター 北海道でデビュー戦を勝ち、名古屋で重賞2勝を含む5勝の実績は断然。出走取消明けの2戦目の上積みは見込めそうだが、今回は58kgの重量が課題になる。
アコー ここまで11戦して3着以内が8回だが、重賞では4回のうち3回が大差負け。その点は少々気になるが、スピード的に侮れないタイプといえる。
ミトノウォリアー ここまで11戦9連対で、兵庫ジュニアグランプリJpnIIでも5着と好成績。前走の駿蹄賞は距離が長かった感があるだけに、今回の条件はプラスだろう。
ウィルソンウェイ JRAでは7戦して5着以内が5回。その後は高知で2戦して、笠松に移って3着と2着。まだ未勝利の身ではあるが、連下の穴で一考する手は考えられる。
ウインジャック 2歳時にJRA認定戦を含む3勝を挙げ、ゴールドウィング賞で4着に善戦したが、それ以外の重賞では4回とも大敗。今回は初の笠松コースも課題になる。
ハヤイモノガチ ライデンリーダー記念とジュニアグローリーは6着だったが、それ以外の12戦は4着以内。3戦連続2着の近況を含めて警戒する必要があるだろう。
そのほか、ヨウルプッキ、アンバーシュガーが出走する。
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レースの狙い
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ミトノウォリアーは57kgが微妙でも、実力で押し切れるとみて主軸に指名。善戦が続くハヤイモノガチを2番手に推す。アコーは先行策が取れそうで、粘り込みには注意が必要。相手なりに動けそうなキスリングを連下の筆頭にマークする。スティールアクターは実績断然でも58kgが微妙で押さえまで。ワラシベチョウジャは休み明け3戦目で馬体重が戻るようなら上位まで。
新緑賞(SP3)3歳・オープン の出走表はこちら
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