重賞レース直前情報
■2024年05月09日
第62回のじぎく賞(園田)

5月9日(木)に園田競馬場にて、第62回のじぎく賞(3歳牝馬・1700メートル・16時15分発走予定)が行われます。グランダム・ジャパン3歳シーズンの優勝争いで重要となる一戦には、名古屋の東海クイーンカップと佐賀のル・プランタン賞で上位に入った馬が多数出走。そのほかにも重賞実績がある遠征馬と地元所属馬が揃ったことで、絞るのが難しいメンバー構成になっています。

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   過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は1、2、3着各1回で、2番人気は20年の1勝だけで、2着と3着はなし。5番人気以下の馬が3着以内に1から2頭入っている。前走が菊水賞だった馬が3年連続で連対中。2走前が重賞で連対していた馬が、3着以内に1頭だけ入っているのが面白い。21年はゼッケン1番→2番→6番の順で入ったが、それ以外の4年は2ケタ馬番が3着以内に1から2頭入っている。

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   出走馬短評
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ニジイロハーピー 名古屋からの遠征馬。北海道から名古屋に移ってからJRA認定戦を勝ち、今年は姫路と名古屋で重賞勝利。その実績には今回も注目だ。

メロディメーカー 3走前の兵庫3歳牝馬特別で大敗したが、それ以外の6戦は大崩れがない成績。今回の相手でも上位に食い込む可能性を秘めている。

ザオ 船橋からの遠征馬。前走の東海クイーンカップは2着に入ったが、大幅体重減の反動が心配。ただ、好位からの流れ込みには警戒が必要だ。

グラインドアウト 高知からの遠征馬。ネクストスター高知は大敗したが、年明け以降は佐賀の重賞を連勝。今回も早め先頭から粘り込みたいところだろう。

ファーマティアーズ 大井からの遠征馬。佐賀のフォーマルハウト賞を勝ち、前走は水沢の留守杯日高賞で2着。ただ、今回はその2戦より強敵揃いだ。

クライムエンジェル 兵庫クイーンセレクションでは大敗したが、前走のル・プランタン賞は先行して4着に善戦。しかしここに入ると劣勢の感が否めない。

プリムロゼ 昨年8月のデビュー戦から7戦連続で連対し、前走は東海クイーンカップで5着でも差し脚は上々。地元に戻れば侮れない存在になる。

トウケイカッタロー ネクストスター園田で僅差2着に入り、園田ジュニアカップも3着に健闘。菊水賞は大敗したが、堅実な差し脚には要警戒だ。

モンゲーギフト 昨年末のデビュー戦から3戦連続で圧勝したが、その後の2戦は牡馬の強敵相手に善戦まで。それでも素質的に無視しにくい感はある。

バラライカ 北海道からの遠征馬。初勝利まで8戦を要したが、10戦連続3着以内の安定感は魅力。折り合い次第のタイプでも地力的には上位といえる。

そのほか、ティラミスアイ、インタールードが出走する。

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 レースの狙い
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ニジイロハーピーは完勝した前走の内容と、輸送が不問という点を評価して中心視。グラインドアウトは今回の相手でも好位差しが狙えそうで、前走で重賞を制した2頭を本線としたい。バラライカは折り合いに難があるタイプで初コンビの手綱がカギとなるが、素質的に互角以上とみて単穴に推す。好位差しタイプのプリムロゼにもチャンスがありそう。差し脚を長く使えるトウケイカッタローも押さえたい。モンゲーギフトは最近2戦がいまひとつでも、3連勝の内容的に無視しにくい感がある。


のじぎく賞重賞13歳牝馬登録馬 の出走表はこちら

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