6月16日(日)に佐賀競馬場にて、第1回佐賀がばいスプリント(3歳以上・1300メートル・17時25分発走予定)が行われます。昨年までは900メートルの「がばいダッシュ」でしたが、今年はそれよりコーナーが2つ増加。それでも佐賀でもっとも短い距離の重賞という点は同様で、先行争いが激しくなることは必至でしょう。前に行った馬が残るのか、それとも後方から差を詰めてくる馬が有利になるのか、その推理が重要です。
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過去の傾向
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過去5年の「佐賀がばいダッシュ」の結果をみていく。単勝1番人気は3勝、2着1回。連対馬はすべて単勝3番人気以内で、3着馬はすべて5から6番人気という点が共通している。連対馬は牡馬と牝馬の組み合わせになっているのが特徴的。4走前が2着以内だった馬が1頭だけ連対しているのが面白い。
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出走馬短評
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ナンヨープランタン JRAの芝で3勝を挙げたスピードは上位といえるが、佐賀での2戦は勝ち馬から差のある結果。ただ、今回の条件なら展開が向くかもしれない。
シゲルタイタン JRAのダートで4勝を挙げ、昨秋の佐賀オータムスプリントで2着。前走は相手が悪かったという結果だけに、改めて注目する必要があるだろう。
フェブキラナ 今年の春先に調子を落としたが、その後は3戦とも6馬身差以上で逃げ切り勝ち。今回の相手でも主導権を取れる可能性は十分にある。
アイリッシュセンス JRAのダート1400メートルで2勝を挙げ、佐賀移籍後は4勝をマーク。3走前に重賞で2着に入り、前走は早め先頭から圧勝した脚には要警戒だ。
フォードテソーロ JRAでは未勝利だったが、13戦のうち5着以内が10回。佐賀移籍後は10戦とも5着以内という成績なら、相手強化の今回も穴で一考できる余地がある。
テイエムフェロー JRAのダート短距離で2勝して、佐賀では6戦とも3着以内。前走は1800メートルの佐賀スプリングカップを逃げ切ったが、4走前は1300メートルで勝利している。
アビエルト JRAの芝で3勝したスピードは魅力だが、今回は佐賀での初戦。その点が心配材料といえるが、先行力があるだけに無視しにくい感もある。
そのほか、ラヴィータエベラ、キングキャヴィア、アンクレットハート、マテラユウキが出走する。
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レースの狙い
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アイリッシュセンスは笠松遠征で大敗したが、地元に戻っての前走が圧勝という内容なら再度の差し切りに期待。テイエムフェローは距離短縮でも流れに乗れれば首位争いが期待できる。フェブキラナは今回も先手主張が見込めそうで4連勝の可能性が十分にある。この三つ巴が本線で、善戦傾向があるフォードテソーロが割って入る候補。最近の成績が良好のシゲルタイタンを3連勝式の穴として挙げておく。
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