6月23日(日)に金沢競馬場にて、第11回加賀友禅賞(3歳牝馬・1400メートル・18時05分発走予定)が行われます。23年は石川ダービーを制したショウガタップリがここで11連勝を達成。それ以前もスーパーバンタム、ハクサンアマゾネス、ロンギングルックなど、ダービー馬が勝利しています。今年の石川優駿は牡馬の勝利で、2着のリケアマロンに注目が集まりそう。ただ、石川優駿から中1週という点は気になるところかもしれません。
------------------------------
過去の傾向
------------------------------
新型コロナウイルスの影響で11月に延期された21年を除く過去5回の結果をみていく(22年以前はすべて8月中から下旬に実施)。単勝1番人気は4勝、2着1回。1番人気での勝利はすべて石川ダービー馬でのもの。また、3着馬はすべて単勝4から7番人気となっている。3着内馬はすべて前走で3着以内。実施時期の違いはあるが、連対馬はすべて通算3勝以上を挙げていた。
------------------------------
出走馬短評
------------------------------
プレストマーヴェル 北海道のデビュー戦を勝ち、盛岡のプリンセスカップで3着に入り、兵庫を経て金沢に移って前走で2勝目をマーク。今回も逃げ切りを狙いたいところだ。
リケアマロン JRA時に金沢の条件交流戦で2着に入り、金沢に移籍して北日本新聞杯を勝ち、石川優駿で2着。小柄だけに中1週は気になるが、素質で押し切る可能性は十分にある。
バージンエスパー 兵庫で11戦して2着1回、3着2回の成績で、金沢に移って4戦目で初勝利。前走は10番人気で2着に入ったが、ここに入ると少々厳しい感が否めない。
シャトルトウショウ JRAでは7戦して4着と5着が各1回だったが、金沢では逃げ切りで2戦2勝。今回の相手でも注目できる存在だ。
スターマンモス 2歳秋に園田の1400メートルで勝利を挙げ、その後は大敗が続いたが、金沢では6戦して2着1回、3着2回。その近況では、連下の穴以上の評価は少々しにくい。
レーヴァローゼ ここまで19戦して2着以内がなしという成績は劣勢だが、ノトキリシマ賞で3着に入った点には注意が必要。今回も流れ込みに警戒する手はあるかもしれない。
エムティトップ 石川優駿では大差負けだったが、ノトキリシマ賞では2着に健闘。距離短縮の舞台で巻き返す可能性はありそうだ。
トルピード 昨秋のデビュー戦から3連勝を挙げ、ノトキリシマ賞と北日本新聞杯では大敗したが、前走は差す競馬で快勝。その脚を再現できれば連勝が視野に入りそうだ。
そのほか、ナイトプラネット、サンヨウアカヘルが出走する。
------------------------------
レースの狙い
------------------------------
リケアマロンは実績的に断然で、中1週でも牝馬限定戦なら引き続き注目。シャトルトウショウは好位差しの形も取れそうで、2戦2勝の勢いを評価して対抗に取る。プレストマーヴェルは前走が快勝で、移籍3戦目の上積みにも期待して3番手にマーク。前走でまくり脚を見せたトルピードも首位争いが期待できる。この4頭での勝負となりそうで、善戦傾向があるスターマンモス、距離短縮がプラス材料のエムティトップは3連勝式の候補まで。
加賀友禅賞(カレンブラックヒル賞)3歳牝馬 の出走表はこちら
齊藤修の予想にのる