6月13日(木)に園田競馬場にて、第14回園田FCスプリント(3歳以上・820メートル・16時15分発走予定)が行われます。3年連続で3着以内に入っているダノンジャスティスが今年も高知から参戦。高知からは合計2頭、そして佐賀所属馬からは3頭が遠征します。対する地元所属馬は、昨年の覇者であるメイプルシスターに注目が集まりそう。ただ、距離短縮で一変しそうなタイプをピックアップすることも必要です。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は3勝、3着1回。5番人気以下が3着以内に1頭以上入っている。高知所属馬が3着以内に1頭以上入っている。なかでも、ダノングッドが2勝、2着1回で、ダノンジャスティスが2着1回、3着2回と好走している。2から4走前に1200から1400メートルのA級以上またはJRAで2着以内があった馬が1頭だけ連対。連対馬10頭のうち9頭はゼッケン6番より外。23年は3→12→4番の順だったが、基本的には外枠のほうが優勢だ。
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出走馬短評
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イモータルスモーク 高知からの遠征馬。JRAのダートで4勝を挙げ、その後は大敗が続いたが、2走前に移った高知は最下級の格付けで連勝。ただ、今回は一気に相手が上がる。
ダノンジャスティス 高知からの遠征馬で、4年連続の参戦。過去3年が3着、2着、3着という実績は魅力で、21年の優勝騎手である畑中信司騎手を配した点もプラスになる。
ルクスランページ JRA未勝利から兵庫で2勝して、JRAに戻って1勝。4走前から再び兵庫で好走続きの成績と、短距離適性には今回も注意が必要だ。
メイプルシスター 23年の優勝馬で、園田820メートルでは7戦5勝、2着2回の好成績。再転入初戦の前走は2着だったが、今年も逃げ切る可能性が十分にある。
モーモーレッド 佐賀からの遠征馬。2歳時に2勝を挙げ、3歳春は未勝利だったが、休養明けの昨秋以降が好成績。900メートル戦での実績的に、通用する可能性が考えられる。
ロトヴィグラス 佐賀からの遠征馬。JRAのダートで2勝を挙げ、佐賀移籍後は大崩れが少ない成績。900メートルでは10戦7勝、3着内率100%と適性の高さを見せている。
ガリバーストーム 2歳時に重賞2勝を含む5戦5勝で、2年弱の休養明け後も好走続き。最近2戦はいまひとつだが、初の短距離戦で一変する可能性は考えられる。
オールスマート 佐賀からの遠征馬。大井で7勝を挙げたが、21年の夏以降は大敗多数。しかし佐賀では6戦とも連対と一変。900メートル前走で圧勝したスピードも魅力的だ。
そのほか、ケンジーフェイス、サラコナン、クリノイコライザー、マリターが出走する。
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レースの狙い
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オールスマートは佐賀900メートルでの成績が良好で、外枠もプラスになるとみて再度の逃げ切りに期待。ダノンジャスティスは園田で8戦して3着以内が6回と好相性で、最近の成績がいまひとつでも評価を下げるのは早計だ。メイプルシスターは前走2着でも昨年の優勝馬だけに善戦以上が十分。短距離戦で安定しているロトヴィグラスも押さえたい。モーモーレッドは相手が上がるがスタート五分ならチャンスあり。距離短縮のガリバーストーム、移籍後の成績が良好のイモータルスモークが連下の穴。
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