6月16日(日)に水沢競馬場にて、第32回東北優駿(3歳・2000メートル・18時05分発走予定)が行われます。今年の注目はなんといってもフジユージーン。東京ダービーJpnIに遠征することが発表されていましたが、調整中のアクシデントで出走を回避。その東京ダービーJpnIから11日後となりますが、どれだけ態勢が整っているかが最大のカギとなります。7戦7勝の実力が上回るのか、それとも逆転があるのか。そこが最大のみどころです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(20年は盛岡で実施)。単勝1番人気は2勝、2、3着各1回。3着内馬15頭のうち14頭は単勝5番人気以内だった(例外は20年の3着馬=7番人気)。連対馬はすべて前走が重賞。勝ち馬はすべて、前走がゴールデンウィーク中だった。2走前までに2着または3着があった馬が1から2頭連対。通算3勝以下の馬が1頭だけ連対している。
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出走馬短評
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バウンスライト JRA未勝利から岩手に移って以降は2勝、3着2回と好成績。差し脚を長く使えるタイプで、距離延長もむしろプラス材料といえるだろう。
コンバットスプーン 盛岡のダートの新馬戦を圧勝し、ビギナーズカップで3着、ネクストスター盛岡で2着。最近2戦も上々の成績だが、今回の距離は課題となる。
ホッコーアドミラル JRAでは3戦とも大敗したが、その後は佐賀で2勝して岩手では4戦1勝でも大崩れのない成績。ただ、今回は相手強化の感が強い。
サクラトップキッド 23年10月に盛岡でデビュー戦と2戦目を勝ち、その後は6戦連続で重賞に出走して2、3着各1回。ここでも相手なりに動ける可能性はある。
セイバイラック デビュー5戦目のJRA認定戦が唯一の勝利だが、重賞で2着が3回と実績は十分。ただ、最近3戦の成績がいまひとつという点は気にかかる。
レッドオパール 北海道の一般戦で勝利を挙げ、昨秋から岩手に移って6戦4勝、3着2回。タイプ的に距離延長は微妙でも、重賞を2勝している実績は侮れない。
フジユージーン デビュー戦から7戦全勝で、重賞5勝の実績は断然。順調さを欠いた点は気になるが、実力で圧倒する可能性も十分にある。
エイシンポロシリ 北海道では2戦とも大敗したが、名古屋に移って2勝して、岩手でも2勝。ただ、最近2戦の内容では、ここに入ると少々厳しい感が否めない。
そのほか、マルーントリック、メリアが出走する。
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レースの狙い
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フジユージーンは素質断然で、中間のアクシデントは心配でも実力で押し切る可能性が高そう。相手は混戦だが、堅実に差を詰めてくるバウンスライトを相手筆頭に指名する。レッドオパールは距離延長がカギでも相手なりに動けるとみて3番手にマーク。サクラトップキッドは最近2戦がいまひとつでもスタミナがいきる流れになれば善戦以上が可能だろう。ホッコーアドミラルは相手が上がるが、3連勝式の候補として少々注意。
東北優駿(M1)(グレーターロンドン賞)3歳 の出走表はこちら
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