6月2日(日)に水沢競馬場にて、第48回ウイナーカップ(3歳・1400メートル・18時05分発走予定)が行われます。2013年以降は6月下旬に実施されてきましたが、今年は日程が4週間ほど前になって、1カ月後のハヤテスプリントのステップレースという位置づけに。その舞台に出走する11頭は、混戦必至という顔ぶれになりました。1番人気馬を予想するのも難しい組み合わせ。手広く構えて臨むほうがいいかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(最近3年は盛岡1400メートルで実施)。1番人気は2勝、3着2回。水沢で行われた19、20年は3着以内が1から3番人気だった。2走前が重賞だった馬が3着以内に1から3頭入っている。3走前まで連対していたか9着または10着があった馬も3着以内に1から3頭入っているが、両方の条件を満たす馬の馬券絡みは20年の1着馬しかいない。
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出走馬短評
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リトルカリッジ 2歳時に金杯を含む4勝を挙げた実績は上位だが、今年は3戦とも苦戦。ただ、今回の組み合わせで輸送のない水沢コースなら善戦以上が期待できる。
コンバットスプーン 2歳時に盛岡と水沢で勝利を挙げ、ネクストスター盛岡は相手が悪かったが2着を確保。イーハトーブマイルが人気薄での2着だったが、フロック視するのは危険だろう。
ドリームキャッチ 門別と水沢でJRA認定競走を勝利。重賞では5回とも差のある敗戦を喫しているが、差しに回るようならメンバー的に善戦以上が考えられる。
マルーントリック 北海道の一般戦を2勝して、岩手初戦のJRA認定競走で2着、寒菊賞で3着、金杯で4着。最近の成績はいまひとつでも、地力発揮に警戒しておく手は考えられる。
マルケイフォルテ 今回は初めての重賞だが、ここまで7戦して3着内率100%の成績は魅力。今回の組み合わせなら好位差しが届く可能性がありそうだ。
ミヤギシリウス 2歳秋の若駒賞は2着でも勝ち馬から大差だったが、3走前のあやめ賞は好位付けから差し切り勝ち。その実績なら今回も大きく崩れることはないだろう。
サンエイキャノン 2歳時に盛岡で2勝して、今年は水沢で初戦を制して、スプリングカップで3着。その後の2戦は大敗したが、今回の条件なら先行粘り込みが考えられる。
バウンスライト JRAでは芝で3戦とも苦戦したが、岩手では移籍初戦と2戦目を勝ち、イーハトーブマイルで3着。ここでも相手なりに動ける可能性がありそうだ。
そのほか、リノグロワール、ユウユウププリエ、ビッグサララルーフが出走する。
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レースの狙い
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かなりの混戦。中心馬を選ぶのは難しいが、ここまで3着内率が100%のマルケイフォルテ、移籍後の成績が良好なバウンスライト、昨年末の金杯を制したリトルカリッジを注目できる存在として指名する。コンバットスプーンは今回も先手を取れれば残り目がありそう。好位差しタイプのミヤギシリウス、先行力があるマルーントリックも押さえておきたい存在で、手広くボックスで臨むほうがよさそうだ。
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