6月6日(木)に笠松競馬場にて、第48回クイーンカップ(3歳牝馬・1600メートル・16時40分発走予定)が行われます。8月1日に実施される3歳以上の牝馬限定戦、撫子争覇のトライアル戦という位置づけですが、東海地区所属の3歳牝馬にとっては、この時期における目標となる一戦。実績上位はワラシベチョウジャといえますが、春以降に調子を上げてきた馬が台頭する可能性に警戒する必要があるでしょう。
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過去の傾向
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実施されなかった2021年を除く過去5回の結果をみていく(22年までは東海・北陸・近畿の交流競走)。単勝1番人気は2勝、2、3着各1回。連対馬10頭のうち、前走が1着だった馬は1頭だけ。しかし2走前が1着だった馬が1頭だけ連対しているのが特徴的だ。3から4走前が準重賞または重賞で5着以下だった馬が1頭だけ連対している。
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出走馬短評
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キテヤイヨジ 北海道の一般戦で勝利を挙げ、笠松では移籍初戦と2走前を勝利。前走より負担重量が増える点は課題だが、新人騎手の一発に警戒する手は考えられる。
ワラシベチョウジャ デビューから5連勝でネクストスター笠松を制した素質は上位だが、その後は4戦して2着2回。それでも牝馬限定で地元コースなら首位争いが必至だろう。
カルテメトレス JRA未勝利から名古屋に移って3連勝して、前走のJRA交流戦は相手が悪かったが2着を確保。今回は初の笠松コースだが、息持ち次第で善戦以上が考えられる。
ネッサローズ 新馬戦とJRA認定戦を圧勝し、そのほかの5戦は4着または5着。前走の新緑賞は先行策から粘れなかったが、好位で流れに乗れれば善戦以上が可能だろう。
アコー ネクストスター笠松は3着だったが、その後はJRA認定戦を勝ち、2走前は古馬B級で2着。ただ、最近の重賞では3回連続で大敗している点が気にかかる。
リュクスブリランテ JRAでは6戦とも大敗したが、笠松移籍後は3戦3勝。今回は相手が一気に強化されるが、今回も好位付けの形が取れれば善戦以上が可能だろう。
カピタン 2歳夏に特別戦を2勝したが、それ以降は特別戦と準重賞の梅桜賞での2着まで。今回は休み明けという点を含めて、少々狙いにくい感がある。
キスリング ネクストスター笠松で2着に入り、今年は休み明けの2戦で大敗したが、その後は3戦連続で2着または3着。今回も善戦以上には警戒が必要だ。
コールミーメイビー 北海道のデビュー戦を勝ち、名古屋移籍後に2勝。勝利と大敗の差が大きいタイプだが、早め先頭で押し切った前走の脚を再現できればチャンスがある。
そのほか、レシプロターボが出走する。
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レースの狙い
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ワラシベチョウジャは詰めひと息の近況でも、再度の地元コースで牝馬限定戦なら差し切りが狙えそう。キスリングは相手なりに動けるタイプで、ネクストスター笠松で2着に入った実績を含めて注目できる。リュクスブリランテは相手が上がるが主導権を取れれば粘り込みが狙えそう。コールミーメイビーは今回も好位付けの形が取れれば善戦以上が可能だろう。キテヤイヨジは前走で大敗したが、差し脚を発揮できれば一発も。
クイーンカップ(SP3)3歳牝馬・オープン の出走表はこちら
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