重賞レース直前情報
■2024年06月16日
第52回高知優駿(高知)

6月16日(日)に高知競馬場にて、第52回高知優駿(3歳・1900メートル・18時15分発走予定)が行われます。高知二冠目は地方全国交流で、今年は浦和、川崎から各1頭を迎えての12頭立て。この世代の高知3歳は例年以上に遠征での活躍が目立ち、先の東京ダービーJpnIでシンメデージーが4着、関東オークスJpnIIではグラインドアウトが3着に健闘しています。両馬の名前はここにはなくオールスター集結とはいきませんでしたが、一冠目の黒潮皐月賞を圧勝したプリフロオールインが登場。地元の期待を背負います。

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   過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。単勝1番人気は1勝、3着2回。21年こそ11番人気が2着に入ったが、それ以外の3着内馬は5番人気以内だった。高知が5連勝中で、遠征馬が毎年2、3着には入っている。山桃特別1着馬、黒潮皐月賞1着馬のどちらかは必ず連対。また3年連続で、連勝中の馬が1頭だけ連対しているというデータもある。

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   出走馬短評
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マジックセブン 2歳時に重賞を2戦しともにプリフロオールインに離されたが、今年初戦3着後は4連勝。とはいえ今回の相手は強力だ。

ミシロウェイ 北海道10戦1勝から秋の転入後は2勝を挙げ、黒潮皐月賞は差のある5着。力不足の感はあるが、1800メートルだった転入初戦の走りから距離延長がプラスになる可能性はある。

プリフロオールイン 8月の新馬戦は2着だったが、その後は重賞3勝を含む破竹の7連勝。黒潮皐月賞も逃げて6馬身差の圧勝で、まだ連勝を伸ばせそうだ。

アムクラージュ 浦和からの遠征馬。2歳時に地元で重賞を制し、4月のクラウンカップは2着。今回は吉原寛人騎手が初騎乗だが、むしろ適材適所といえる。

サノノスピード JRAでは3戦して未勝利だったが、春の転入初戦は初のダートで大差勝ち。続く2戦はプリフロオールインの2着で引き続き上位争いが期待できる。

ワンウォリアー 秋以降に成績が安定して2走前まで兵庫遠征も含め6戦連続連対。西日本交流の前走は4着だったが、上位3頭はいずれも重賞勝ちがあり、今回の相手なら差し脚発揮が期待できる。

パンセ 川崎からの遠征馬。地方全国交流の鎌倉記念で3着の実力馬だが、今年は4戦すべて4着以下。前走の岩手遠征で大きく馬体を減らしており、今回も長距離輸送が課題になりそうだ。

ホーリーバローズ 連対はすべて1400メートル以下で、中距離の近2走は苦戦。3から4コーナーで手応えが悪くなり10着だった前走内容からも1900メートルは厳しい。

そのほか、ジョウショーライン、アグロドルチェ、エーステンペスト、イッセーノーデが出走する。

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 レースの狙い
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今年は遠征馬が2頭しかおらず、しかもやや低調な顔ぶれ。それなら地元プリフロオールインの二冠達成が濃厚。ワンウォリアーは久々の地元戦だが遠征で揉まれた成果を発揮してくれそう。JRAから転入後、プリフロオールインにしか先着を許していないサノノスピードも上位争い。もちろんアムクラージュ、パンセの遠征勢には警戒が必要だ。距離延長がプラスになりそうなミシロウェイも馬券に組み込みたい。


高知優駿(ダノンキングリー賞)[地方交流3歳3歳 の出走表はこちら

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