6月23日(日)に水沢競馬場にて、第52回一條記念みちのく大賞典(3歳以上・2000メートル・18時15分発走予定)が行われます。昨年の上位3頭を含めた重賞戦線の活躍馬が揃うなかに、上昇ムードがある馬が加わっての混戦模様は、各騎手の仕掛けどころが見どころのひとつ。前走でシアンモア記念を逃げ切ったグランコージーが、距離延長でも同じことができるのか。そのあたりの展開予想が重要になる一戦です。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、3着1回。23年は4→6→5番人気、22年は2→5→3番人気の順だった。なお、3着内馬15頭のうち13頭は5番人気以内となっている。3着内馬15頭のうち14頭は、前走が重賞に出走、または特別戦か準重賞で1着(19年の2着馬は前走が金沢競馬の特別戦で4着)。2走前までに重賞で3から4着があった馬が3着以内に1から2頭入っているのが面白い。
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出走馬短評
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グローリーグローリ 23年の4着馬。今年は5戦1勝で、赤松杯9着、あすなろ賞4着といまひとつだが、馬体を絞ってくるようなら侮れない感がある。
グランコージー 22年の4着馬で、23年は南関東で1勝。昨秋に岩手に戻り、今年は赤松杯、シアンモア記念を逃げ切り連勝と一変。再度の石川倭騎手とのコンビも不気味だ。
ゴールドギア JRAの芝で5勝して、盛岡の芝でも1勝。前走はあすなろ賞で2着とダートでも結果を残しているが、今回の相手では少々厳しい感が否めない。
ヴァケーション 23年の優勝馬で、22年も3着。最近は4戦とも2着または3着となっているが、水沢コースで9戦とも3着以内という安定感は強調できる。
フレイムウィングス JRAのダート中距離で2勝を挙げ、川崎で1勝を追加して、23年のこのレースで3着。岩手では未勝利でも重賞で2、3着各2回の実績は無視できない。
スズカゴウケツ 23年はあすなろ賞4着から臨んで6番人気で2着と好走。今年はあすなろ賞を勝利して臨むが、23年より相手が揃っているかもしれない。
ボウトロイ 5戦連続3着以内と好調だが、今回は重賞という点で試金石といえる一戦。過去の3着以内がすべてマイル以下という実績で、初の2000メートルに挑む点も心配だ。
ヒロシクン JRAのダート1800メートルで勝利を挙げ、その後は苦戦多数の成績だったが、岩手移籍後は3戦3勝と一変。今回は一気に相手が上がるが、距離延長はプラスだろう。
ドスハーツ 21年3月を最後に勝ち星がないが、JRAのダート中距離で4勝を挙げた実績は十分。岩手初戦の前走は大敗でも、距離延長での一変に警戒する手は考えられる。
そのほか、マイネルアンファン、レールガン、マイネルアストリアが出走する。
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レースの狙い
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グランコージーはスピード上位で、今回も先手主張からの押し切りが狙えそう。水沢コースで崩れていないヴァケーションが強敵だ。好位差しの形が取れそうなグローリーグローリにもチャンスあり。移籍2戦目で距離延長のドスハーツにも警戒しておく。スズカゴウケツは今回も好位付けの形が取れれば上位まで。23年3着のフレイムウィングスも実績的に無視できない存在だ。
一條記念みちのく大賞典(M1)(ニューイオープン の出走表はこちら
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