重賞レース直前情報 |
6月12日(水)に川崎競馬場で、第60回関東オークスJpnII(3歳牝馬・2100メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはメイショウヨシノ、イゾラフェリーチェ、アンデスビエント、クリスマスパレードが出走。地方他地区からはグラインドアウト(高知)ら2頭が遠征し、地元南関東勢はプリンセスアリー(浦和)ら5頭が迎え撃ちます。3歳牝馬11頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年で3着以内に入った15頭のうちJRA勢11頭で、地方勢4頭。JRA勢が優勢なのは間違いないが、上位を独占したのは23年だけだ。基本的にこれまでのダート実績を重視して中心馬を選びたい。JRA中距離ダートのオープン特別で好走実績がある馬が最有力だが、今年は該当なし。1勝クラスの勝ち方が強かった馬や、能力が高そうな馬を見定めていくしかない。また、勝ち馬5頭の内4頭が該当する父エーピーインディの系統(今年はローリエフレイバーが該当)に注目。
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JRA所属馬短評
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メイショウヨシノは未勝利→1勝クラスと連勝中。しかし、勝ち時計が平凡なうえ、ベストは短距離だろう。
イゾラフェリーチェは2戦目の未勝利(牝馬限定)で3馬身半差の快勝。勝ち時計は平凡だが、若さを見せながらも素質だけでねじ伏せた。外枠からレースを進めることができたのでキックバックがどうかという課題はあるが、ダートの適性はありそうだ。
アンデスビエントは前走京都ダート1800メートルの1勝クラス(牝馬限定)で2勝目をマーク。速いスタートを切ってレースを引っ張り、直線では後続を突き放す強い内容。勝ち時計も優秀だった。スタートがうまいのが武器で、コースも問わない印象。逃げられなかった時がどうかだが、このメンバーであればスタートさえ決まれば自分の形に持ち込めそうだ。
クリスマスパレードは芝で2勝を挙げて、前走はフローラステークスGIIで4着。明らかに末脚の持続力で勝負するタイプなので、レースの流れ自体はダートの方が合っていると言える。だだ、実際にこなせるかはやってみないとわからない。
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地方所属馬短評
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プリンセスアリー(浦和)は地元の桜花賞を叩き合いの末に勝利。前走東京プリンセス賞は3着に敗れたが、直線外からじわじわと脚を伸ばしての惜敗。距離延長、初の大井も問題はなく、収穫ある内容に見えた。
ローリエフレイバー(大井)は前走東京プリンセス賞に1番人気で出走。1枠1番のスタートから押し出された感じで先頭に立つと、マイペースに持ち込んだ。直線ではやや苦しい感じになりながらも叩き合いに最後まで加わり、クビ差の2着に入った。しぶといタイプで、距離延長もプラス材料かもしれない。
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予想のポイント
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総合力の高さで今年もJRA勢が中心になりそう。アンデスビエントは逃げ切りでしか勝ったことがないという点がネックだが、魅力的な馬。中距離におけるスピード能力はこのメンバーでは一枚上だろうし、距離延長も大丈夫そう。母のアンデスクイーンが20年エンプレス杯JpnIIなど、牝馬限定のダートグレードで3勝を挙げているというのも心強い。イゾラフェリーチェは人気とのバランスを考えると狙いづらい感じもあるが、勝っても不思議はないポテンシャルを秘めている。地方勢は東京プリンセス賞で好走した2頭が有力。血統的にはマジェスティックウォリアー産駒のローリエフレイバーに注目。
※川崎競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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