6月20日(木)に笠松競馬場にて、第7回ぎふ清流カップ(3歳・1400メートル・15時55分発走予定)が行われます。ここ数年は賞金額が急速に上がり、今年の1着賞金は創設当初の4倍に。さらに今年は出走できる地域が、23年までの北陸・東海・近畿から「西日本地区」に拡大されました。そこに挑んでくる遠征馬は、兵庫3頭、高知1頭。対する地元勢には重賞実績がある馬が多く、上位拮抗の戦いといえるかもしれません。
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過去の傾向
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21年は実施されていないため、過去5回の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、2、3着各1回。連対馬はすべて、前走が重賞で5着以内、または重賞以外で2着以内に入っていた。最近3年は兵庫所属馬が勝利。通算12戦以上の馬が1頭以上連対している。ゼッケン6番より外から発走した馬が1頭以上連対。連対馬10頭のうち8頭は牡馬となっている。
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出走馬短評
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ブルーチース 2歳時にJRA認定戦を含む3勝を挙げ、休み明けの新緑賞は大敗したが、その後は2戦とも3着。前走は最後方から差し脚を見せたが、先行力も備えている。
ダイジョバナイ 兵庫からの遠征馬。2歳6月までに2勝して、秋にはJRA認定戦を勝利。今年も逃げ切りで2勝をマークしたスピードには注目できる。
ウィルソンウェイ JRAでは未勝利でも7戦して5着以内が4回。その後は高知を経て笠松に移り、前走が通算の初勝利だったが、素質的に侮れない感はある。
ワラシベチョウジャ デビューからの5連勝でネクストスター笠松を勝ち、その後は5戦未勝利でも重賞で2着3回と好成績。地元コースでの重賞は連対率100%となっている。
スティールアクター 北海道のデビュー戦を勝ち、昨冬から名古屋に移って重賞2勝を含む5勝をマーク。しかし最近はいまひとつの成績となっている点は気にかかる。
チェイスザウィンド JRA未勝利から名古屋に移って初戦を勝ち、その後は善戦までが続いたが、4月以降は笠松で3連勝。そのコース適性はここでも強調できる材料となる。
ミトノウォリアー 駿蹄賞と東海優駿はともに4着だったが、通算13戦10連対で、兵庫ジュニアグランプリJpnIIでも5着と好走。今回と同距離の新緑賞を勝った実績も強みになる。
コールミーメイビー 北海道でデビュー戦を勝った後は大敗が続いたが、今春以降は東海クイーンカップで3着、前走は笠松のクイーンカップを勝利と上昇している。
リケアサブル 北海道でデビュー戦を勝ち、2戦目から高知所属で姫路と園田の重賞を制覇。大崩れが少ない成績は魅力で、再度の遠征競馬でも首位争いが期待できる。
キスリング 北海道でJRA認定戦を勝ち、笠松初戦を勝ち、ネクストスター笠松で2着。最近4戦は2着または3着と詰めひと息でも、相手なりに走れる傾向は見せている。
ミトノユニヴァース 兵庫からの遠征馬。北海道の一般戦で勝利して、名古屋に移ってネクストスター名古屋を筆頭に重賞を3勝。兵庫では3戦未勝利だが、地力的に侮れない存在だ。
そのほか、バインドロックが出走する。
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レースの狙い
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リケアサブルは実績上位で、ここに入っても先行押し切りが狙えそう。距離短縮がプラスになるミトノウォリアーが強敵だ。ここにきての上昇度が目立つコールミーメイビーが3番手。善戦傾向があるキスリングにも警戒したい。ワラシベチョウジャは詰めひと息の近況でも、相手なりに動けるタイプで連下に。先行力があるブルーチース、ダイジョバナイの残り目にも警戒しておきたい。
ぎふ清流カップ(SP1)3歳・オープン の出走表はこちら
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