6月9日(日)に水沢競馬場にて、第9回早池峰スーパースプリント(3歳以上・850メートル・18時05分発走予定)が行われます。岩手で唯一となる1000メートル未満の重賞には10頭が出走。昨年まで3年連続で勝利していたキラットダイヤが引退したことで、新たなチャンピオンの誕生が期待されます。どの馬がスタートダッシュを決めるのかが大きな見どころ。枠順も予想をする上で大きな要素のひとつといえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(19、20年は盛岡ダート1000メートル)。3着内馬の内訳は、1番人気、2から4番人気、5から9番人気馬となっているのが特徴的。前走が1200メートル以下だった馬が1から2頭連対している。水沢で実施された過去3回は、連対馬6頭のうち5頭がゼッケン1から4番と内枠が優勢。ただし、3着には6から8番の馬が入っている。
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出走馬短評
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カタナ 前走は見せ場なく大敗したが、水沢の850メートルでは7戦とも4着以内と安定。昨年のこのレースで3着に入った実績を含めて無視できない。
アオイカツマ JRAで2勝を挙げ、大井で1勝を追加して岩手では7戦して4連対。距離短縮は課題だが、今回も好位からの流れ込みには要警戒だ。
ダイセンメイト 水沢の850メートルで10戦10勝という実績は魅力で、相手関係的にもチャンス十分。今回もスタートが決まれば勝利が狙える。
ミニアチュール 昨年は3歳重賞を7勝したが、秋以降は苦戦。しかし距離短縮の前走で好位差しの快勝と、新しい面を見せた感がある。
トンデコパ 過去の連対はすべて1200メートル以下で、最近は詰めひと息の成績でもスピード的には互角以上。ただ、今回は約2カ月ぶりという点が気にかかる。
グットフォーチュン JRAで2勝を挙げ、2走前から岩手に移って善戦。今回もスタートは課題だが、差し脚が届く可能性には警戒が必要だ。
ビクトリールーラー 北海道の認定新馬戦を圧勝し、大井で1勝を加えて、岩手では12戦7連対。前走は逃げて失速したが、この距離なら見直せる。
そのほか、アヴェントゥリスト、セイシークエンス、カルーナブルガリスが出走する。
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レースの狙い
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ダイセンメイトは前走ひと息でも、水沢の850メートルが舞台なら崩れることはなさそう。相手筆頭には前走で変わり身を見せたミニアチュールを指名する。先行力があるビクトリールーラーにも要マーク。グットフォーチュンは展開次第でも展開ひとつで上位食い込みが考えられる。好走続くアオイカツマが連下の押さえ。
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