7月7日(日)に金沢競馬場にて、第1回兼六園スプリント(3歳・1500メートル・18時05分発走予定)が行われます。3歳限定の重賞で、名古屋と笠松から各2頭が参戦。過去の実績はネクストスター笠松を勝ったワラシベチョウジャが上位で、久々の勝利を狙いたいところ。そのほかの11頭にとっては、初めての重賞勝ちがかかる一戦となります。
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過去の傾向
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同時期に実施された金沢の3歳A1クラスのレースの結果をみていく(1400から1500メートル)。単勝1番人気は3勝、2着1回。2番人気は1、2、3着各1回となっている。石川ダービー(現・石川優駿)に出走していた馬が1から2頭3着以内に入っていた。金沢競馬場の1500メートルは、4コーナーの奥から発走。最近は雨が降ると逃げ先行タイプが有利になる傾向があるようだ。
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出走馬短評
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カピタン 名古屋からの遠征馬。昨夏に特別戦を2勝して、3走前の梅桜賞で2着。スタートに難があるだけに、今回はコース替わりが課題になる。
エイシンノヴァ 北海道で2着3回の成績で、休養を経て兵庫移籍初戦を初勝利。金沢では4戦目の前走で勝利を挙げたが、ここでは少々厳しい感が否めない。
シルバヴール JRAでは芝で5戦未勝利だったが、金沢移籍後は逃げ切りで3連勝。今回の相手でも時計は上位で、通用する可能性は十分にある。
トルピード 2歳9月のデビューから3連勝を飾ったが、重賞では4戦して4着が3回。それでも差し脚を発揮できれば上位食い込みが可能だろう。
ダブルアタック ここまで13戦して3着以内が11回。ネクストスター金沢と石川優駿では差のある敗戦を喫したが、今回の相手関係ならチャンスがある。
ネッサローズ 名古屋からの遠征馬。23年7月の新馬戦を圧勝し、4戦目にJRA認定戦を勝利。年明けは3戦とも4着だが、ここでも流れ込みには要警戒だ。
ワラシベチョウジャ 笠松からの遠征馬。デビュー5連勝でネクストスター笠松を勝利。その後は重賞で2着3回までだが、ここなら首位争いが期待できる。
ラシェンテ ノトキリシマ賞では4コーナーで競走を中止したが、その後は3戦して2走前に初勝利。今回も展開がハマるかどうかだろう。
そのほか、モモダンゴ、サザンフィールド、アンバーシュガー、スターマンモスが出走する。
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レースの狙い
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混戦だが、重賞実績が上位のワラシベチョウジャを中心に指名。シルバヴールは移籍初戦から3連勝中のスピードが魅力で、ここでも逃げ粘りが期待できる。ダブルアタックは石川優駿では差のある4着だったが、この距離なら善戦以上が十分。まくり脚があるトルピードにも警戒が必要だ。善戦続くネッサローズにも少々注意。
兼六園スプリント3歳(東海・北陸交流)の出走表はこちら
赤見千尋の予想にのる
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