重賞レース直前情報
■2024年07月21日
第21回トレノ賞(高知)

7月21日(日)に高知競馬場にて、第21回トレノ賞(3歳以上・1300メートル・18時15分発走予定)が行われます。マイル戦だった5月の福永洋一記念以来となる古馬重賞は1300メートルが舞台で、出走全馬が距離短縮で臨みます。今年は8月上旬から約1カ月間、競馬が行われないこともあり、ここに全力投球という馬も多そう。3月の黒船賞JpnIIIでJRA勢相手に2着と健闘したヘルシャフトが人気になりそうですが、暑い時季だけに当日の気配チェックは欠かせません。

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   過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。連対馬10頭中9頭が1・2番人気で、3着も2から5番人気。2着に6番人気が入った昨年の7,460円が3連単の最高配当で波乱は見込めない。別府真司厩舎が4勝、2着2回、3着1回。着外も6回と多いが、5番人気以下で馬券絡みした3頭中2頭が同厩舎の所属だったというのは気になるデータ。勝ち馬のうち4頭は前走でA-1選抜、準重賞、重賞のいずれかを勝利していた(例外の20年は前走・園田FCスプリントで2着)。なお4走前までにダートグレードに出走していた馬は3勝、着外2回と極端な成績となっている。

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   出走馬短評
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ヘルシャフト 22年秋の転入後に12勝を挙げ、目下重賞で1、1、2、2着と好調。その重賞2着2回も黒船賞JpnIIIと地方全国交流のオグリキャップ記念だけに、地元馬同士なら最有力といえる。

ダノンジャスティス 重賞では、園田での【2-1-3-3】に対し、高知では3着1回が最高。脚質的に内枠はプラスだろうが、好走には展開の助けが必要だ。

グッドヒューマー 黒潮スプリンターズカップの出走取消から調子を崩したが、福永洋一記念では逃げてユメノホノオに4馬身差をつける快勝。マイペースに持ち込めれば侮れない。

スリーグランド JRA在籍時の21年黒船賞JpnIIIで2着の実績があり、昨春の転入後は12戦して馬券圏外は10月の準重賞8着のみ。相手は上がるが、実績的に警戒は必要だ。

デシジョン 昨秋に転入してから18戦9勝で、馬券圏外は4着1回のみ。重賞3戦いずれも3着だが、2戦2勝の永森大智騎手が鞍上ならひと押しききそうだ。

ロイズピーク 昨年12月に準重賞、A-1選抜と連勝し軌道に乗ったが、重賞では力不足の印象。相性のいい赤岡修次騎手へ戻っても強くは推せない。

バリチューロ 北海道のJRA認定新馬戦を勝ったが、その後の勝利はすべて条件級。連勝中でも重賞初挑戦の今回は試金石だ。

ヒカリオーソ 川崎記念JpnIで2着があるがそれは4年半前。高知の重賞では1900メートルでの5着2回が最高では、林謙佑騎手への手替わりでも厳しい。

そのほか、ナムラボス、ペイシャワキア、ニシノキントウン、スリーヘリオスが出走する。

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 レースの狙い
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ヘルシャフトは地元馬同士なら地力断然。高知で唯一の大敗を喫したのが1番枠というのは気になるが、まともなら重賞3勝目が濃厚だ。グッドヒューマーは手替わりでもマイペースで運べれば粘り込みが可能。デシジョンとスリーグランドは高知1300メートルですべて3着以内と適性上位で要警戒。連勝中のバリチューロまでを3連勝式の相手として押さえておく。


トレノ賞3歳以上 の出走表はこちら

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