重賞レース直前情報
■2024年07月15日
第28回名港盃(名古屋)

7月15日(祝・月)に名古屋競馬場にて、第28回名港盃(3歳以上・2000メートル・16時50分発走予定)が行われます。昨年2着のアンタンスルフレ、3着のブリーザフレスカが出走しますが、前者は約2カ月ぶり、後者は前走で苦戦。移籍初戦となる馬が3頭いる点を含めて混戦必至の組み合わせといえます。狙いを絞るのは難しいですが、逆に手広く構えても妙味がありそうなメンバー構成かもしれません。

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   過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(21年までは旧・名古屋の1900メートル。20年までは兵庫と金沢も出走可能)。1番人気は昨年の3着だけで、1着と2着がない。その昨年は2→3→1番人気の順だったが、22年は7→3→5番人気で高配当。3番人気が5年とも3着以内に入っている。東海地区限定戦となった最近3年は、2走前までに1着があった馬が1頭だけ連対。同じく最近3年の3着内馬はすべて、2走前までに1900メートル以上のレースに出走していた。

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   出走馬短評
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ケンドチョウライ JRA未勝利から名古屋に移って7勝を挙げ、今回が初めての重賞。C1級の2000メートルで2着に入った実績はあるが、今回は試金石とみるのが妥当だろう。

シャンパンクーペ JRAのダート1900から2000メートルで4勝を挙げ、佐賀で2勝を追加。しかし今年は大井で大敗続きという成績では、名古屋初戦という点を含めて強調しにくい。

ロードランヴェルセ JRAと兵庫では未勝利で、名古屋移籍後は9勝と活躍。前走はトリトン争覇を8番人気で制したが、それ以前の重賞実績を考えると過剰評価は禁物かもしれない。

ツミキヒトツ 笠松所属でも名古屋では中京ペガスターカップと東海ダービーで2着。しかし昨年9月以降は苦戦続きで、本来の調子には戻っていない感がある。

テイエムアトム 初勝利はJRAのダート1800メートルだったが、その後の3勝は1400メートル。名古屋移籍後は3着と2着だが、実績的には上位といえるだけに距離延長でも侮れない。

トランスナショナル 金沢所属時の昨年にオータムカップを勝ち、今年は大井を経て名古屋に移って2走前を圧勝。前走は好位のまま5着だったが、地力的に無視できない。

ゴースト JRAの芝中長距離で4勝し、長期休養を経て大井に移って2戦とも大敗。今回は名古屋転入初戦となるが、まずは様子見までとするのが妥当だろう。

オストファーレン JRAでは5戦して未勝利だが、名古屋では13戦して3着以内が10回と好成績。しかし一気に相手が上がる今回は、少々厳しい感がある。

アンタンスルフレ 名古屋と浦和で計7勝を挙げ、名古屋復帰後に金沢の北國王冠を連覇して、昨年は東海菊花賞も制覇。最近は苦戦ぎみでも、本来の地力を発揮できれば侮れない。

ペップセ JRA未勝利から金沢を経て名古屋に移り、昨年の岐阜金賞を勝利。最近2戦は笠松のA級2組で連勝中で、ここに入っても好走できる可能性はある。

エマージングロール JRAのダート中距離で4勝したが、オープンでは未勝利で、大井移籍後も苦戦ぎみ。今回は名古屋に移って復活を期すが、少々厳しいかもしれない。

ブリーザフレスカ JRAでは5戦して未勝利だが、名古屋では初戦から15戦連続3着以内と一変。最近2戦はいまひとつでも、重賞3勝の実績は無視できない。

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 レースの狙い
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かなりの混戦だが、間隔を空けて立て直したアンタンスルフレの復活に期待。ブリーザフレスカは最近2戦がいまひとつでも、実績は上位で今回も注目が必要だ。トランスナショナルは大ベテランの丹羽克輝騎手を起用した点が不気味。連勝中の勢いがあるロードランヴェルセにも警戒したい。先行してしぶといペップセ、移籍後の成績が上々のテイエムアトムが連下の押さえ。


名港盃(SP2)オープン の出走表はこちら

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