7月15日(祝・月)に盛岡競馬場で、第28回マーキュリーカップJpnIII(3歳以上・2000メートル・18時15分発走予定)が行われます。JRAからはメイショウフンジン、テンカハル、ロードアヴニール、クラウンプライド、ビヨンドザファザーが出走。地方他地区からはギガキング(船橋)ら5頭が出走し、地元岩手勢はヒロシクンら4頭が迎え撃ちます。14頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年の勝ち馬はすべてJRA勢で4歳が4頭で5歳が1頭。23年ウィルソンテソーロは前走かきつばた記念JpnIII・1着。その他、ほとんどの勝ち馬も近走重賞やオープン特別で実績を挙げていた。21年マスターフェンサーこそダイオライト記念JpnII・4着→平安ステークスGIII・11着と近2走の成績が悪かったが、前年の当レースの覇者であり、リピーターということになる。基本的に若くてなおかつ実績もあるJRA勢を中心に考えたい。レース別ではスレイプニルステークスやアハルテケステークスといった東京ダートのオープン特別で3着以内に入った馬が有力。重賞組はアンタレスステークスGIIIや平安ステークスGIIIが有力で、仮に惨敗していても巻き返してくる可能性がある。
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JRA所属馬短評
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メイショウフンジンは3回目のマーキュリーカップJpnIII出走。22年は7着、23年3着と成績は良くなっている。前走平安ステークスGIIIはミトノオーが逃げ切る展開のなか、0秒1差の3着と好走。元々安定しているタイプだが、重賞タイトル獲得も見えてきた。
テンカハルは23年日本テレビ盃JpnII・2着、浦和記念JpnII・3着の実績があり地力上位。ここ2走はブリリアントステークス9着、平安ステークスGIII・13着と末脚不発だが、軽視はできない。
ロードアヴニールはダートの成績が5戦4勝で、3連勝中。年長馬相手の特別戦でもあっさり勝利するなど、ポテンシャルはかなり高そう。休み明けも苦にしないタイプかもしれないが、前走招福ステークスから約6カ月の休み明けは気になるところ。昇級戦で重賞初挑戦でもあるので、簡単な一戦ではないだろう。
クラウンプライドは今年、サウジカップGI・9着、かしわ記念JpnI・12着と散々な結果だが、ここでは明らかに地力上位。22年の盛岡・JBCクラシックJpnIで2着の実績があるので、今回はぶざまな競馬はできない。川田将雅騎手が騎乗できないため、今回は横山武史騎手の予定。いいジョッキーに託しているので、走れる状態にはあると見たい。
ビヨンドザファザーは前走アハルテケステークスで差し切り、オープンクラス初勝利を飾った。人気馬の凡走と展開がうまく嵌まった感じだが、果たして今回はどうか。盛岡2000メートルが合うようであれば。
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地方所属馬短評
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ヒロシクン(岩手)はJRAの1勝クラスを勝てずに岩手に転入したが、怒涛の4連勝をマーク。地方の水がよほど合ったようで、前走は一條記念みちのく大賞典を逃げ切った。同レースを勝っただけではここで即通用するとは言えないが、どこまで食い下がれるか楽しみだ。
ギガキング(船橋)は22年のマーキュリーカップJpnIIIでバーデンヴァイラーの5着という成績が残っている。当時よりも少し力をつけている可能性もあるので、もう少し頑張れるかも。
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予想のポイント
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JBCクラシックJpnI、チャンピオンズカップGI、帝王賞JpnIで2着の実績があるクラウンプライドの復活に期待。まだ5歳と若く、このまま終わるわけにはいかないし、斤量57キロでも不利には感じない。テンカハルも地力上位。底を見せていないロードアヴニールの走りにも注目。順調なメイショウフンジンも加えて、JRA勢による争い。
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