7月21日(日)に盛岡競馬場にて、第4回いしがきマイラーズ(3歳以上・芝1600メートル・18時05分発走予定)が行われます。今年は例年より芝のレース数を減らしていることもあり、例年以上に難解。さらに出走する12頭の顔ぶれを見ると、軸を決めるのも難しそうな混戦模様となっています。この重賞は過去3回の実施時期がバラバラという点も混迷を極める要素のひとつ。高配当の出現を前提にして買い目を決めるのも一手でしょう。
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過去の傾向
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過去4年の同時期に実施された芝1600から1700メートルのオープン特別を対象に結果をみていく。単勝1番人気は1勝、2着1回。2番人気は2着1回だけで、3番人気は2勝、3着1回。3着内馬12頭のうち5頭が7番人気以下となっている。2走前までに特別戦または重賞で8着以下があった馬が1頭以上連対。連対馬8頭のうち7頭が7歳以上となっている。前走時の馬体重が500kg以上だった馬が1頭だけ連対しているというデータもある。
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出走馬短評
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ケイアイサクソニー JRAの芝短距離で4勝を挙げ、盛岡では22年9月の芝1000メートルで勝利(当時は北海道所属)。今回は距離が微妙だが、先行粘り込みには要警戒だ。
スターオブケリー 浦和所属時に盛岡ダート1200メートルのハヤテスプリントを勝利。岩手2戦目の前走は岩鷲賞で3着と好走したが、芝と距離延長は課題となる。
アーバンキッド 23年8月のこのレースで9番人気ながら2着に入り、7月中旬の桂樹杯(芝1700メートル)で11番人気3着。11歳でも最近の成績を含めて侮れない感がある。
ジェットモーション JRAの芝2000メートル以上で4勝を挙げ、今年は高知で1勝して岩手に移籍。ダート変更の前走は度外視可能で、距離短縮はカギでも一発の可能性は秘めている。
レベランス JRAの芝1800メートル以上で3勝し、今春から岩手に移って8戦して3着が1回。苦戦続きの成績的に厳しいが、芝で変わり身を見せたいところだろう。
ソロフレーズ JRAの芝で4勝し、盛岡の芝で3勝。再転入後の昨夏以降は厳しい成績が続いているが、適条件での一変に警戒する手はありそうだ。
サンデージャック JRAの芝1800メートル以上で2勝したが、今春以降は園田と岩手で7戦とも大敗。ダートが合わないという状況だけに、ここで勝負をかけたいところだろう。
アルサトワ JRAの芝でオープン特別を含む6勝を挙げた実績は断然。昨夏以降は岩手と南関東で大敗多数の成績だが、本来ならこの条件は合うタイプだ。
ギャレット 2歳時に盛岡の芝マイルで2勝して、23年7月のB1クラスの芝マイルで勝利。格付け的には下でも、盛岡の芝マイルで6戦して3着内率100%の実績には注目できる。
トチノヒーロー 大井の1200メートルで7勝を挙げ、岩手移籍後は7戦4連対。今回は初めての芝が舞台になるが、後方から早めに動けるようなら善戦以上の余地が出てきそうだ。
そのほか、ブローヴェイス、アオイカツマが出走する。
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レースの狙い
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一長一短のメンバー構成で、中心を決めるのは困難。盛岡の芝での実績を考慮すると、アーバンキッド、ギャレットは外せない。芝適性があるジェットモーション、サンデージャックにもチャンスがありそう。ソロフレーズは大敗続きでも盛岡の芝で3勝の実績的に押さえておきたい存在といえる。アルサトワも本来の実力ならば一発が可能。地力があるレベランス、初の芝でも差し脚があるトチノヒーローもボックスに入れる候補として考えていいだろう。
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