7月7日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第49回ばんえい大賞典(3歳・20時00分発走予定)が行われます。3歳三冠の第1弾で、ここから11月のばんえい菊花賞、年末のばんえいダービーへと続きます。この世代はヤングチャンピオンシップ、翔雲賞、イレネー記念を制したライジンサンが断然ですが、ここが今季初戦となるのがポイント。王者に隙が生まれれば、勢力図が変わる可能性があります。
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過去の傾向
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過去5年の結果を見ていく。単勝1番人気は2勝、2着1回。22年は4→6→2・8番人気(3着同着)で決着したが、それ以外の4年の連対馬はすべて3番人気以内となっている。3歳オープン・とかちダービーの1着馬は2、3着各1回とイマイチだが、2から4着馬が7頭馬券に絡んでいる。なお、とかちダービーで1番人気だった馬は2勝、2、3着各1回と好成績を残している。
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出走馬短評
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ミチシオ 牡馬限定の翔雲賞でライジンサンの2着。今季はとかち皐月賞2着、とかちダービー1着と好走しており、引き続き相性がいい菊池一樹騎手なら好勝負が期待できる。
スマイルカナ 黒ユリ賞を制した女王で、イレネー記念でも2着に健闘。今季は3戦して3着2回までだが、ハンデ差を生かせばチャンスはある。
ウルトラコタロウ イレネー記念など3度の重賞ではいずれもライジンサンの3着。勝ち切れないタイプだが、障害巧者だけに重賞の重量増は歓迎だ。
ライジンサン 昨季終盤にイレネー記念まで重賞3勝を含む5連勝を達成したチャンピオン。今回はそれ以来の実戦で、初となる最大30キロ差のハンデ克服がカギになる。
アヤノダイマオー ナナカマド賞の2着馬だが、障害が安定しないことが出世を妨げている感も。今季初勝利を挙げた前走に続き阿部武臣騎手が騎乗するが、重量増は微妙だ。
フレイムファースト ヤングチャンピオンシップ2着、とかち皐月賞1着とも末脚を生かしての好走。とかちダービーは9着だったが敗因は障害ではなく、展開次第で巻き返せる。
ホクセイハリアー 逃げて翔雲賞では見どころある4着だったが、イレネー記念は早めに一杯になり7着。ただ、とかちダービーでは逃げずに3着と脚質に幅が出ているのは成長だろう。
そのほか、ショータイム、グランドスターダムが出走する。
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レースの狙い
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ライジンサンは重賞3勝の実績断然。ブランクある今季初戦でも中心に指名する。紅一点スマイルカナは定量のイレネー記念で2着。別定重量のここは勝ち馬ライジンサンよりハンデの面で有利になり逆転も可能だろう。重賞で安定しているウルトラコタロウも有力。今季3歳オープン特別戦を制しているミチシオ、フレイムファーストも侮れない。
ばんえい大賞典(BG3)3歳オープン別定の出走表はこちら
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