7月14日(日)に佐賀競馬場にて、第7回佐賀王冠賞(3歳以上・2000メートル・18時05分発走予定)が行われます。昨年の後半、そして今年の春に重賞を制した馬たちがそろって不在という珍しいといえるメンバー構成。どの馬が勝っても重賞初勝利という6頭立てになりました。そうなると、5月の佐賀スプリングカップで2着に入ったアエノブライアンに注目が集まりそう。そして、ほかの競馬場から移ってきた馬にも注意が必要です。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は2勝、2着2回。3→7→4番人気の順で決まった22年(この年だけ6月実施)を除き、連対馬は1から3番人気、3着は4番人気以下となっている。その年の佐賀スプリングカップで4着以内だった馬が3着以内に1から2頭入っている。通算10勝以上の馬も3着以内に1頭以上入っている。
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出走馬短評
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アエノブライアン 大井のマイル以上で7勝を挙げ、佐賀移籍後は3戦とも連対。佐賀スプリングカップで2着に入り、前走が7馬身差の圧勝という実績は断然といえる。
ラヴィータエベラ 3歳秋に北海道でデビューし2戦して、佐賀に移って3連勝して、JRAのダート1700メートルで3勝と活躍。しかし昨春以降は佐賀再転入後も含めて大敗が続いている。
ダイキチホマレ 大井の1400から2000メートルで6勝して、今回が佐賀での初戦。差し脚を長く使えるタイプで、佐賀コースが合う可能性は十分だ。
リネンファッション 21年の金沢・JBCレディスクラシックJpnIで3着に入った実績は断然だが、その後の成績がいまひとつ。ただ、少頭数はプラス材料として考えられる。
スリーエクスプレス JRAの芝2000メートルとダート2400メートルで勝利を挙げたが、佐賀移籍後は4戦とも大敗。その近況では今回も少々厳しいと言わざるをえない。
ブルーアロー JRA未勝利から北海道と兵庫で8勝を挙げ、今年は高知で1勝して、佐賀初戦の前走を勝利。今回は一気に距離が延びるが、姫路の2000メートルを勝った実績がある。
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レースの狙い
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アエノブライアンは佐賀で3戦とも2着以内で、前走圧勝の実績ならば今回も首位争いが濃厚。相手は混戦だが、佐賀2戦目のブルーアローを筆頭に取る。ダイキチホマレは移籍初戦でどうかだが、立ち回りひとつで首位争いが可能だろう。一角崩しの候補として、少頭数が味方になりそうなリネンファッションを挙げておく。
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