重賞レース直前情報
■2024年08月18日
第14回OROターフスプリント(盛岡)

8月18日(日)に盛岡競馬場にて、第14回OROターフスプリント(3歳以上・ダート1000メートル・18時15分発走予定)が行われます。レース名称は“ターフ”でも、昨年に続いて舞台はダート。しかし盛岡のダート1000メートルで行われる重賞は通常は設定されていませんから、興味深い一戦ではあります。遠征馬は北海道から2頭、川崎から3頭、大井から1頭。先週の雨の影響がどのくらい残るかという点も重要です。

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   過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(昨年以外は芝1000メートル。また、これまでは9月下旬から10月下旬に実施されていた)。1番人気は1勝、3着1回と苦戦ぎみ。2から3番人気が1から2頭連対している。また、5から11番人気が3着以内に1頭だけ入っている点が特徴的だ。20年は岩手所属馬が1着と2着に入ったが、それ以外の年は遠征馬が1頭以上連対。3走前までに1着があった馬が1頭だけ連対しているのも特徴的だ。また、通算4から5勝の馬が1から2頭連対している。

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   出走馬短評
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マッドシェリー 川崎からの遠征馬で、昨年の優勝馬。最近2戦は相手強化で大敗したが、今回の組み合わせならコースレコードで逃げ切った昨年の再現が期待できる。

グリニッジシチー JRAのダート中距離で2勝して、高知で5勝を挙げたが、今年に入ってからは苦戦続き。しかし好位差しで2着に入った前走の内容は侮れない。

トーセンキャロル 前走まで浦和所属だったが、今回は昨年まで所属していた厩舎に戻って出走。休み明けという点は気になるが、短距離での実績的に無視できない感がある。

グットフォーチュン JRAのダート短距離で2勝を挙げ、岩手移籍後は5戦2勝で、盛岡では4回とも3着以内。9馬身差で制した前走は圧巻で、再度の逃げ切りが狙えそうだ。

ダイセンメイト 金沢では29戦2勝と苦戦したが、岩手に移って短距離に転じたのが功を奏して14勝。前走は差のある4着だったが、スタート五分なら巻き返しが狙える。

ジュランビル 大井からの遠征馬。JRAの短距離で4勝を挙げた実績は上位だが、大井移籍後は佐賀ヴィーナスカップの1勝だけ。ただ、距離短縮で一変する可能性はある。

スターオブケリー 3歳時に浦和所属で盛岡のハヤテスプリントを勝利。その後は船橋1000メートルでの1勝だけだが、岩鷲賞で3着に粘った走りを再現できればチャンスがある。

ライオンボス 川崎からの遠征馬。19年のアイビスサマーダッシュGIIIを制したスピードは上位だが、22年以降は大敗がほとんど。その近況では短距離戦でも強調しにくい。

ラビュリントス 北海道からの遠征馬。盛岡の芝で重賞を2勝、ダートで重賞を1勝している実績は魅力だが、今回は距離がカギ。最近の成績的にも少々厳しいかもしれない。

イッツクール 北海道からの遠征馬。JRAの短距離で3勝して、北海道に移ってからは1200メートルで3勝。前走は逃げて最下位と失速したが、今回の条件なら一変が狙える。

エイシントゥラン 川崎からの遠征馬。門別と園田と川崎で挙げた計5勝はすべて1000メートル以下。しかし昨年のこのレースで2着に入った後の成績からは、厳しい感が否めない。

そのほか、カタナ、ケイアイサクソニー、ケープライトが出走する。

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 レースの狙い
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グットフォーチュンは連勝中の勢いが魅力で、良馬場で同舞台のレコードに0秒1差に迫ったスピードの再現に期待。山本聡哉騎手を起用したイッツクールが強敵だ。ダイセンメイトは展開次第でも先行策が取れれば残り目がありそう。ジュランビルは前回が競走取止めになった影響が気になるが、距離短縮での一変に警戒する必要があるだろう。先行力があるスターオブケリー、再転入初戦のトーセンキャロルが連下の穴。


OROターフスプリント(M2)オープン の出走表はこちら

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