8月27日(火)に金沢競馬場にて、第19回石川テレビ杯(2歳・1400メートル・18時20分発走予定)が行われます。ネクストスター金沢のトライアルに位置づけられている重賞には10頭が出走。デビューから4戦4勝のショウガマッタナシが連勝継続となるのかという点が最大の見どころとなりますが、今回は北海道からの移籍馬2頭がいる点が大きな違い。台風の動向も含めて予想していきたい一戦といえます。
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過去の傾向
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23年の同レースと、それ以前の同時期に行われた2歳上級戦の結果をみていく(20年と22年前は金沢デビュー馬限定のJRA認定サファイア賞=1500メートル。それ以外は1400メートル)。1番人気は2勝、2、3着各1回。連対馬はすべて3番人気以内で、5番人気以下は22年の3着(7番人気)と20年の3着(6番人気)だけが好走例となっている。勝ち馬はすべてデビュー戦で勝利。最近3年の連対馬はすべて牝馬で、3着も3頭のうち2頭が牝馬となっている。
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出走馬短評
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ティモンズ 6月中旬の新馬戦は1番人気で5着、続く2戦目は後方のまま7着だったが、最近2戦はスタート良好で好成績。ただ、今回は距離延長と相手強化が課題となる。
ビバロジータ 北海道の新馬戦を逃げ切って、続く前走は距離延長が響いて大敗したが、今回は移籍初戦でも距離短縮はプラス。先手主張からの押し切りには警戒が必要だ。
アメージングビュー 2週間前の新馬戦は3コーナーで先頭に立ち、最後の直線で気を抜いたが併せ馬の形になると再び加速。今回は相手が上がるが伸びしろは十分にありそうだ。
ショウガマッタナシ 6月のデビュー戦から4戦とも先行押し切りで快勝している勢いが魅力。中1週の日程でも素質で突破する可能性が高いだろう。
エムティパル 北海道のデビュー戦は逃げ粘れず差のある4着に敗れたが、続く2戦目は逃げ切り快勝。今回は移籍初戦と距離延長が課題だが、素質的に無視できない感がある。
ベストタンゴ ここまで5戦未勝利でも、2着3回と相手なりに動ける傾向。前走は4着でも流れ込む脚を見せただけに、3連勝式の穴で一考する手はありそうだ。
ミリオンバンブー 新馬戦から3戦連続で大敗したが、4戦目の前走は好スタートから押し切り勝ち。しかし今回の相手では少々厳しいと言わざるをえない。
トゥーナマッシュ ここまで4戦2勝だが、勝ったのはともに900メートルで1400メートルでは大敗。その成績で重賞の組み合わせに入っては強調しにくい感がある。
そのほか、サンエイチャコ、ムータニが出走する。
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レースの狙い
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ショウガマッタナシは4戦とも騎乗した栗原大河騎手が騎乗停止中だが、ベテランの米倉知騎手へのスイッチなら心配なさそう。ビバロジータは移籍初戦でも、今回の距離なら先行粘り込みが可能だろう。アメージングビューは初戦後の上積みが大きそうで、競り合う流れになれば勝機あり。エムティパルは移籍初戦で距離延長がカギだが、相手なりに動ける可能性に警戒しておく。あとは少々厳しそうで、この4頭での勝負と考えるほうがよさそうだ。
石川テレビ杯【ネクストスター金沢TR】2歳 の出走表はこちら
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