8月1日(木)に笠松競馬場にて、第2回撫子争覇(3歳以上牝馬・1400メートル・16時20分発走予定)が行われます。笠松所属が6頭、名古屋所属が6頭というメンバー構成のなか、注目が集まりそうなのは前走でサマーカップを制した笠松のエイシンヌウシペツと、兼六園スプリントを制した名古屋のネッサローズ。暑い日々が続く状況のなか、消耗度が少ないという観点を含めて予想する必要があるかもしれません。
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過去の傾向
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オープン特別だった22年と重賞に格上げされた23年の結果を振り返る。22年は2→5→4番人気、23年は4→1→7番人気の順。22年は5歳→3歳→3歳、23年は4歳→5歳→4歳の順だった。2走前が1着だった馬が1頭だけ連対。勝ち馬は2頭とも前走が重賞だった。過去2回とも連対馬の組み合わせが、前走が6月と7月の組み合わせになっているのが面白い。
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出走馬短評
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マルヨミニスター 3歳春にJRAで1勝し、23年6月から笠松所属で5勝を追加。格上挑戦の形でも、23年の東海ゴールドカップで5着に入った実績がある。
レイジーウォリアー 23年の撫子争覇の覇者で、その後はA2クラスを2勝。好走と大敗の差が大きい点は気になるが、スタート五分なら連覇が見える。
ペップセ JRA未勝利から金沢で1勝してから名古屋に移り、3歳春から本格化して重賞を2勝。笠松で6戦5勝というコース適性にも注目だ。
ハッピーミーク JRA未勝利から23年の秋に移籍して以降は、10戦7勝と好成績。ただ、今回は休み明けと初の笠松という点が課題になる。
エイシンヌウシペツ 笠松では3歳1月にゴールドジュニアで2着に入り、前走のサマーカップを勝利。今の勢いなら昨年の3着以上が視野に入る。
ネッサローズ 新馬戦とJRA認定戦を圧勝し、前走は兼六園スプリントを制覇。今回は初の古馬相手だが、大崩れが少ない成績には注目できる。
コールミーメイビー 北海道でデビュー戦を勝ち、3走前に笠松のクイーンカップを勝利。しかし最近2戦は大敗で、初の古馬相手も不安といえる。
モンサンラファータ 北海道で5勝、大井で10勝して、今年は高知所属時に若草賞土古記念で3着。しかし最近の成績では、移籍2戦目でも狙いにくい。
ナムラミシェル JRA時に笠松の条件交流戦を勝ち、3歳夏から笠松所属で9戦連続3着以内。初の重賞出走でも、今の勢いは侮れない。
ヒナアラレ 北海道では4戦とも善戦止まりだったが、名古屋に移って6勝、23年5月からは笠松所属で5勝。ただ、スタート次第のタイプではある。
ネオアマゾネス 金沢で21年と22年に牝馬限定重賞を勝ち、23年は成績ひと息でも今年は笠松で3着以内が7回。ここでも相手なりに動ける可能性はある。
ナリノクリスティー 3歳1月にJRAのダートで勝利を挙げ、笠松では22年にオープン特別の撫子争覇を勝利。23年は7着でも、最近の成績なら侮れない。
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レースの狙い
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エイシンヌウシペツは最近3戦の成績が良好で、ここでも首位争いが狙えそう。ペップセは名港盃で大敗したが、笠松コースで牝馬限定なら巻き返しが必至だろう。最近の成績が上々のナリノクリスティーにもチャンスあり。ナムラミシェルは相手強化でも、笠松で3着内率100%の実績には評価が必要だ。善戦傾向があるネッサローズにも要警戒。相手なりに動けるネオアマゾネスも押さえたい。
撫子争覇(SP3)3歳以上牝馬・オープン の出走表はこちら
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