8月25日(日)に盛岡競馬場にて、第26回ジュニアグランプリ(2歳・ダート1600メートル・18時05分発走予定)が行われます。今年は出走9頭のうち4頭が北海道からの遠征馬。例年は芝で実施されていましたが、早々にダートに変更されることが発表されていたため、それを踏まえて遠征馬を選定したと考えるのが妥当でしょう。9頭のうち8頭が通算1勝で、唯一の2勝馬は岩手所属。地元馬にとっては4年ぶりの勝利がかかります。
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過去の傾向
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11月3日に実施された22年を除く、過去5回の結果をみていく(いずれも9月中旬に実施で、芝1600メートル)。単勝1番人気は2勝、2着1回。20年は1→3→2番人気の順だったが、それ以外の年は5番人気以下が3着以内に1頭以上入っている(18年は3着が同着で、1→11→10、6番人気)。連対馬10頭のうち7頭が北海道所属で、岩手所属が3頭となっている。連対馬10頭のうち9頭は、前走が3着以内または、前走がJRAで出走。デビュー戦が2着だった馬が1から2頭連対しているデータもある。
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出走馬短評
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キエティスム 北海道からの遠征馬。5月中旬のデビュー戦を勝ったが、その後は3戦とも差のある敗戦と厳しい状況。ただ、距離延長がプラスになる可能性はある。
サウザンドマイル 水沢の新馬戦は差のある2着だったが、盛岡では2戦とも快勝。前走の若鮎賞で盛岡のダート1600メートルを経験している点は有利といえる。
キングリーエアー 北海道からの遠征馬。5月下旬のデビュー戦を勝ち、続く2戦目は距離延長が響いたか後方のまま大敗。その点を考えると、ここでは少々厳しいかもしれない。
ミヤギヴォイジャー 水沢で新馬戦2着から2戦目を快勝し、続く盛岡では大敗したが、4戦目の前走はJRA認定戦で2着。今回も先行策を取れるようなら粘り込みが狙えそうだ。
キングミニスター 北海道からの遠征馬。1700メートルのデビュー戦を勝ち、続く2戦は着順が上々でも勝ち馬との差は大。ただ、この組み合わせなら善戦以上が考えられる。
タカマキフォー 水沢の新馬戦で3着に入り、2戦目の盛岡ダート1200メートルで初勝利を挙げたが、時計は平凡。前走が出走取消だった点もマイナス材料といえる。
クリムゾンジュエル 北海道からの遠征馬。5月末のデビュー戦を圧勝したが、その後の2戦は差のある敗戦。それでも今回の顔ぶれで距離延長なら善戦以上が可能だろう。
そのほか、ウロンブランカ、エムティラグーンが出走する。
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レースの狙い
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今年の顔ぶれなら、盛岡で2戦2勝のサウザンドマイルが好位付けから差し切れそう。相手は混戦だが、前走で先行粘り込みを見せたミヤギヴォイジャーを筆頭に取る。キングミニスターは差のある敗戦が続くが、素質は互角以上とみて3番手にマーク。距離延長が悪くなさそうなキエティスムにも警戒しておく。キングリーエアーは距離が微妙だが、メンバー的に連下の候補として考えられる。
ジュニアグランプリ(M1)(フリオーソ賞2歳 の出走表はこちら
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