重賞レース直前情報
■2024年08月04日
第28回黒潮菊花賞(高知)

8月4日(日)に高知競馬場にて、第28回黒潮菊花賞(3歳・1900メートル・19時15分発走予定)が行われます。例年より1カ月ほど早い実施となる高知3歳三冠の最終戦。今年の見どころは、なんといってもプリフロオールインの三冠なるか。遠征で結果を残している実力馬たちが不在なだけに、黒潮皐月賞を6馬身差、地方全国交流の高知優駿を7馬身差で押し切ったこの馬が圧倒的な支持を集めそう。昨年のユメノホノオに続く史上5頭目の快挙達成に期待できそうです。

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   過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。単勝1番人気は3勝、2着1回。2年続けて1→2→3番人気で決着し、6→9→3番人気で決まった20年を除き、1から3番人気のうち最低2頭は3着以内に入っている。直近の3歳準重賞(今年は魚梁瀬杉特別が対象)で3着以内だった馬が1から2頭馬券絡みしている。なお、高知優駿で連対した馬は8頭が出走し3勝、2着2回の好成績だ。逆に、高知優駿に不出走だった馬も毎年1頭だけ馬券絡み。5頭中4頭はここが三冠に初出走の上がり馬タイプだった。

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   出走馬短評
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クレフェノー 北海道で1勝を挙げ、高知では11月の転入初戦など4勝。ただ春以降の3歳一線級や古馬相手では苦戦続きとなっている。

バレンタインガール 北海道時代は1200メートルでは3戦3連対だったが、コーナー4つのレースでは3着以内なし。高知では2走前の3歳-2組が初勝利。今回は相手強化と初のコーナー6つが課題になる。

ヴィヴァムーン 北海道では普通競走で2勝を挙げたが、高知では行き脚のつかないレース続きで、唯一の勝利はハイペースがハマった古馬最下級戦のみ。距離延長は悪くなさそうだが、上位争いまでは難しい。

ポッドジャスパー JRAでは2戦未勝利だったが、新馬戦で逃げたスピードを高知で発揮し転入初戦から4連勝。ただ相手が上がってからは逃げられず、ここも厳しそうだ。

マジックセブン 3歳になってひと皮むけ、8戦4勝、2、3着各2回の快進撃。高知優駿では勝ち馬には離されたが3着を確保しており、井上瑛太騎手も3度目の騎乗なら手の内に入れた可能性がある。

サノノスピード JRAでは芝で3戦して未勝利だったが、3月の転入初戦は2着に3秒1差をつける圧勝。4月の準重賞でプリフロオールインの3/4馬身差2着があるが、ゲートの中でのテンションが高いタイプで、まずはスタートが決まるかどうかだ。

イッセーノーデ 通算23戦1勝でも掲示板を外したのが4回だけという善戦タイプだが、馬券絡みは1400メートル以下。勝ち馬から6秒2差もつけられた高知優駿の走りから1900メートルは不適だ。

プリフロオールイン 新馬戦は逃げ粘れず2着だったが、宮川実騎手に乗替わった2戦目から重賞4勝を含む8連勝中。高知優駿の勝ち時計は、21年の馬場改修後、1900メートルの3歳レコードで同舞台のここは死角なしと言える。

そのほか、ジョウショーライン、カノンウッドテール、ブンタンフィズ、エーステンペストが出走する。

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 レースの狙い
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プリフロオールインは高知優駿の勝ちっぷりが圧倒的。相手は難解だが、同3着のマジックセブンがその筆頭だろう。サノノスピードはメンバー中で、もっともプリフロオールインと接戦を演じておりスタートと折り合い次第では肉薄する場面があっても。相手強化でも好調なバレンタインガールを押さえておく。


黒潮菊花賞3歳3歳 の出走表はこちら

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