8月11日(祝・日)に盛岡競馬場にて、第38回ひまわり賞(3歳牝馬・ダート1800メートル・18時05分発走予定)が行われます。今年の注目点は、金沢で重賞を2勝、石川優駿で2着に入ったリケアマロンが吉原寛人騎手を伴って岩手初戦を迎えること。もともと岩手に在籍していた馬たちは実績的に劣勢の感がありますが、それでも地元の意地と、盛岡で実戦経験がある点をいかしての熱戦を期待したいものです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(23年は7月11日に実施された)。1番人気は4勝。2番人気は1勝、2、3着各1回で、3番人気は3着が1回だけとなっている。連対馬10頭のうち7頭がゼッケン1から4番と内枠が優勢。4走前までに牝馬限定重賞で5着以内に入っていた馬が1頭だけ連対している。
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出走馬短評
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ロンギングキイ JRAでは芝中長距離で4戦して5着1回という成績で、今回が岩手での初戦。初めてのダートは課題だが、スタミナがいきる流れになれば善戦以上が可能だろう。
プリズムスペクトル 水沢と盛岡のダート1400メートルで各1勝を挙げ、芝2400メートルのサファイア賞で3着。今回も流れ込みを狙いたいところだろう。
ノースビクトリー 2歳時に船橋の新馬戦を勝ち、特別戦も勝利。岩手初戦の前走は後方から差し脚を見せて善戦したが、今回は距離延長と前走の馬体減の影響が課題になる。
コモリリーガル 北海道所属時に園田と盛岡で2歳牝馬重賞を勝ち、今年は北海道の牝馬重賞で3着2回。岩手初戦の前走は差のある5着だったが、限定戦なら前進が見込める。
コンバットスプーン ネクストスター盛岡で2着に入り、今年はイーハトーブマイルとウイナーカップで2着。東北優駿は大敗したが、逃げ粘る可能性は考えられる。
ルボートン JRAでは4戦して芝1600メートルで3着に入り、岩手では5戦1勝、2着2回。前走のオパールカップは大敗したが、船橋の小杉亮騎手を起用した点は不気味に映る。
ドリームキャッチ 2歳時に北海道でJRA認定戦を勝ち、岩手移籍初戦でもJRA認定戦を勝利。好走と大敗の差があるタイプだけに、今回も流れに乗れれば一発がある。
セイバイラック デビュー5戦目のJRA認定戦が唯一の勝利だが、全体的に大崩れが少ない成績。東北優駿とやまびこ賞で3着に入ったスタミナには、今回も注目できるだろう。
リケアマロン JRA時に善戦が続き、金沢に移って重賞を2勝と一気に上昇。今回は岩手初戦でどうかだが、地力的に上位と考えるのが妥当だろう。
ティーエスフェアリ 23年末のデビュー戦で勝利して、今年も2勝を挙げたが、過去の勝利はすべて水沢。輸送がない点は有利でも、タイプ的に盛岡は合わないようだ。
そのほか、メリアが出走する。
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レースの狙い
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この組み合わせなら、移籍初戦でも実績上位のリケアマロンが中心。相手筆頭も移籍2戦目のコモリリーガルが実績的に優位だろう。岩手デビュー馬では東北優駿とやまびこ賞で3着に入ったセイバイラックが有力。善戦傾向があるプリズムスペクトルも押さえたい。あとは少々離れるが、流れ込みが狙えそうなルボートン、先行力があるコンバットスプーンが3連勝式の穴。
ひまわり賞(オークス)(M1)(フォーウ3歳牝馬 の出走表はこちら
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