8月11日(祝・日)に佐賀競馬場にて、第4回九州チャンピオンシップ(3歳以上・1750メートル・18時15分発走予定)が行われます。第1回と第2回を勝ち、昨年は3着だったドゥラリュールが引退し、代わって佐賀王冠賞を制したアエノブライアンが注目を集めることになりそう。ただ、最高気温が37度前後という日々が続いているだけに、各馬の状態面には注意が必要。夏が得意かどうか、その視点で戦歴をチェックする手もありそうです。
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過去の傾向
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過去3回の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、2着1回。21年は1→3→2番人気の順だったが、22年は2着に7番人気、23年は6番人気が勝利を挙げた。その年の佐賀王冠賞に出走していた馬が1頭だけ連対。2走前までに1400メートルのレースに出走していた馬が1頭だけ連対しているのが面白い。
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出走馬短評
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リネンファッション JRAで4勝を挙げ、21年に金沢のJBCレディスクラシックJpnIで3着に入ったが、その後は低迷。しかし最近2戦は3着と、復調の兆しが感じられる。
サトノスライヴ JRAのダート中距離で3勝を挙げ、佐賀では6戦未勝利でも佐賀スプリングカップで3着。ひと押し不足の感はあるが、相手なりに動ける点には警戒が必要だ。
ブルーアロー JRA未勝利から北海道、兵庫、高知を経て、佐賀では3戦とも連対。連戦が続く点は気になるが、再度の先行粘り込みには警戒が必要だ。
コスモポポラリタ 2歳時に北海道で重賞2勝を含む4勝を挙げたが、3歳以降は未勝利。中長距離の重賞、オープンで善戦した実績はあるが、移籍初戦は様子見までが妥当だろう。
シューラヴァラ JRAのダートで2勝を挙げ、高知では大敗が続いたが、昨年末の佐賀移籍後は2着5回、3着3回と堅実。詰めひと息でも相手なりに動ける点には要警戒だ。
ホウオウエーデル JRAの2000メートル以上で3勝したが、兵庫と佐賀では未勝利。それでも最近2戦は連続2着と、調子が上がってきた感がある。
タケノサイコウ 2歳夏から重賞2勝を含む9連勝を挙げ、昨秋は佐賀オータムスプリントを勝利。距離延長は微妙だが、前崩れの展開になれば上位浮上の目が出てくる。
アエノブライアン 大井で7勝を挙げ、今春の佐賀移籍後は4戦とも連対。最近2戦は早め先頭から押し切った内容ならば、今回も首位争いが必至だろう。
そのほか、エイシンダンシャク、ジョーブリッランテ、ラヴィータエベラ、シゲルイワイザケが出走する。
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レースの狙い
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アエノブライアンは佐賀移籍後の成績が良好で、今回も先行押し切りが狙えそう。ブルーアローは中1週が続くが、今回も相手なりに動ける可能性が高いだろう。シューラヴァラはひと押しに欠けるが好位差しの形が取れれば上位争いに加わりそう。リネンファッションは前走が差のある3着だったが、地力的に押さえておきたい存在といえる。流れ込みタイプのサトノスライヴ、距離延長でも地力があるタケノサイコウが連下の穴。
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