8月6日(火)に金沢競馬場にて、第42回読売レディス杯(3歳以上牝馬・1500メートル・19時20分発走予定)が行われます。グランダム・ジャパン古馬秋シーズンの対象レースで遠征馬が優勢という傾向。しかし今年は金沢の女王ハクサンアマゾネスが登場。北海道と船橋、兵庫、高知から各1頭、大井から2頭が参戦しますが、はたして対抗できるのか。その点が最大の見どころといえる一戦です。
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過去の傾向
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新型コロナウイルスの影響で地元金沢限定戦となった21年を除く、過去5回の結果をみていく。1番人気は1から3着各1回。22年は1→2→3番人気の順。18年は2→4→3番人気の順だったが、それ以外の年は5番人気以下が3着以内に1頭以上入り、昨年は5→6→1番人気の順だった。連対馬はすべて金沢以外の所属。3着には18年と19年に金沢所属馬が入っている。3着内馬はすべて6歳以下で、4歳が1頭以上連対。3走前までに重賞で2から3着に入っていた馬が1頭以上連対している。
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出走馬短評
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サーフズアップ 船橋からの遠征馬。3歳春に南関東で重賞を2勝したが、最近2戦は大敗続き。休み明け2戦目でも再度の遠征は心配だが、地力的に無視しにくい感がある。
ホウオウジュレップ JRAの芝短距離で1勝し、高知では移籍初戦の1勝だけだったが、金沢での4戦4勝がすべて圧勝。今回は一気に相手が上がるが、今の勢いは侮れない。
アンティキティラ 高知からの遠征馬。昨年のこのレース2着馬で、今年は佐賀ヴィーナスカップを勝ち、兵庫サマークイーン賞で2着。遠征競馬での実績には今回も注目が必要だ。
ハクサンアマゾネス 通算29勝、現在8連勝の実績は断然で、昨年は8月にひと息入れたが、今年は連戦する点がプラス。メンバー的にも崩れるシーンは考えにくい。
サウスヴィル 北海道からの遠征馬。2歳時に一般戦を勝ち、盛岡のプリンセスカップで2着に入ったが、今年は重賞で3戦とも大敗。その成績では少々厳しい感が否めない。
アキュートガール 兵庫からの遠征馬。JRAで1勝して、兵庫では移籍初戦から5連勝で重賞を制覇。昨春以降は苦戦が続くが、重賞で4着に3回入っている実績はある。
ボヌールバローズ 大井からの遠征馬。2歳時に笠松のラブミーチャン記念、3歳時に園田の楠賞を勝ち、今年は名古屋の梅見月杯で3着。遠征競馬で結果を残している点には注目できる。
ミルニュイ 大井からの遠征馬。JRA未勝利から大井を経てJRAに戻って1勝し、今年から再度の大井所属で4勝を追加。勝利はすべて逃げ先行で、今回も粘り込みたいところだろう。
そのほか、サエチ、ヴェレノが出走する。
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レースの狙い
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ハクサンアマゾネスの実績が断然で、地元コースという点を含めて相手探しと考えるのが妥当。アンティキティラは前走で逃げの手に出たが、好位差しもできるタイプで、引き続き善戦以上が可能だろう。ボヌールバローズも実績的に無視できない存在で上位食い込みに要注意。ミルニュイは先手を取れれば粘り込む可能性が出てきそう。軸不動といえる一戦だけに、相手は絞るほうがいいだろう。
読売レディス杯3歳上牝馬(地方全国交流) の出走表はこちら
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